これが二人の闘いの始まりですね。
ベストオブザスーパージュニア(以外BOSJ)
Bブロック
高橋ヒロム vs エル・デスペラード
初戦の田口戦とはマスクを変えて臨むだろうと思ってましたが、まさかの白マスク。
しかも、口まで覆ったフルフェイス型。
高橋ヒロムと闘う、まさに特別仕様のマスクで登場です。
ヒロムとデスペラードの一戦は前々から待ち焦がれていたファンも多いでしょう。
そして、先日酔った勢いでツイートした内容が、昨日の一戦にかけるデスペラードの本音でしょう。
さて
まあまあ
じゃねえな
かなり酔ってる
が
酔っててもシラフでも同じこと言うだろね
俺は髙橋ヒロムにだけは負けたくない
そして負けない
新日本の公式インタビューこないだとったがやり直しだ
ヒロム
どうせお前のことだから見てるだろ
これは宣戦布告だ
俺はお前にだけは負けない
— El Desperado (@0_desperado) May 5, 2018
『俺はお前にだけは負けない』
かたやヒロムも前哨戦を終え芽生えた感情が…
【@0_desperado
I know who you are, and I hate you.】#njbosj pic.twitter.com/e8OE1cQ9mC— 髙橋ヒロム Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) May 21, 2018
『大嫌い』
結果、ゴングが鳴る前に奇襲を仕掛けたヒロムが、デスペラードのマスクを破る暴挙にでました。
ここからはご存知の通り、意地の張り合い。
プロレスの巧さや華麗さとは無縁の、魂のぶつかり合い。
ヘビーの選手がゴツゴツの殴り合いをするのとはまた違う、今まで積み重ねたきた感情を丁寧に、時に強引にこじ開けるような試合展開でした。
ところで、デスペラードが途中気合を入れ直したシーンがいくつかありました。
・場外戦で缶ビールを自分の頭にぶつけた
・マスクの口部分を自ら裂いた
・マットのないコーナーへ体をぶつけた
そこまでしなければ勝てない相手であり、自分の限界を超えて闘っていたのでしょう。
最後は1%の冷静さで急所攻撃を成功させたデスペラードが、ピンチェロコでヒロムから3カウントを奪いました。
試合後も更にマイクでファンを魅了し、すべてファンはデスペラードの手のひらで転がされたことでしょう。
『あんなに待ってたのに、“大嫌い”なんてさみしいこと言うなよ。
答え合わせしてやってもいいぞ。
お前、わかるっつっただろ!?
じゃあもう隠したってもう意味ねぇもんな。
あ~あ~あ~あ~、んなワケねぇだろ、バカどもが!
いつもいつも自分たちのハッピーエンドになると思うなよ。
これが現実だ。
俺のほうが、ヒロムより…強かった』
引用:新日本プロレス
今のジュニアが持つポテンシャルを体現した試合であり、今年この二人の闘いを超える試合はなかなか現れないのではないでしょうか。
この試合がヒロムとデスペラードの始まりであり、デスペラードの快進撃の序章になりそうです。
私の予想では、Bブロックを勝ち抜くのは高橋ヒロム。
そしてそのヒロムに勝ったことにより、デスペラードが欲しいものを口に出しました。
『だが、どうしても欲しいものがある。
優勝しただけじゃ手に入らないからな。
でも、優勝すれば必ずその道が開けるはずだ』
引用:新日本プロレス
どうしても欲しいものとは、IWGPジュニアのベルト。
このまま私の予想を覆して欲しいですね♪