ドミニオンで起きた“あの事故”は、必然だったのか偶然だったのか

IWGPインターコンチネンタル選手権試合



りあえず、ホッとしました。

何がって、飯伏幸太が怪我をしていなかったということにです。

次期シリーズ『KIZUNA ROAD』の対戦カードにもその名を連ねているので、怪我はしていないという判断なのでしょう。

 

ドミニオンで行われたインターコンチネンタル選手権。

今年3度目となった内藤哲也との一戦は、いつも以上にハラハラする展開となりました。

 

あの試合を見て、2人の試合に危機感を抱いた方も多いでしょう。

いつか大怪我に繋がるんじゃないかと…

 

その要因は、“あの瞬間”に凝縮していたんだと思います。

 

あの瞬間とは…

エプロンサイドでのジャーマンスープレックス

 

恐らく多くの方が、今年のレッスルキングダムでの飯伏とウィル・オスプレイの試合を思い出したことでしょう。

オスプレイのヒドゥンブレードで脳震盪を起こした飯伏は、この試合後欠場することになりました。

 

または以前行われたIWGPジュニアの一戦で、マーティー・スカルに繰り出したエプロンサイドでのスパニッシュフライ。

あの攻防でオスプレイはエプロンサイドの角に側頭部をぶつけ、流血する大ダメージを負いました。

 

今回の攻防でも、エプロンサイドの角に側頭部をぶつけた飯伏

あの危険なジャーマンは意図的だったのか、それとも内藤のミスだったのか…

 

この写真を見てください。

 

エプロンサイドに投げられる瞬間の写真です。

飯伏の目線が落下点を確認しています。

 

エプロンサイドの攻防で、断崖式のジャーマンを見せる素ぶりを見せた内藤。

恐らく内藤はエプロンサイドの上へジャーマンを狙い飯伏は断崖式ジャーマンへの受け身を備えたのではないでしょうか

 

その結果、中間地点であるエプロンサイドの角に落ちた。

本当に大事に至らなくて良かったと思います。

 

このハプニングで、試合全体が危険な攻防に見えたことは確かでしょう。

内藤の頭突きが飯伏の目に入り、額が腫れるというハプニングもありました。

 

しかし、それ以外はいつもの飯伏と内藤だったと思っています。

抵抗する相手を強引に技を仕掛ける場面も、お互いを信頼するプロレスラーであるから成せる駆け引きでしょう。

確かにハプニングはありましたが、それ以外であの攻防が度を越えた攻防だったかは、本人同士またはプロレスラーじゃなければ分かりません。

 

そもそも、なぜ2人はエプロンサイドでの断崖式ジャーマンを意識したのか?

 

今年3度目となるシングルマッチを意識したのかもしれません。

ドミニオンにかける意気込みもあったことでしょう。

 

しかし、それ以上に見せたかったのは“覚悟”なんだと思います。

 

誰見せたい覚悟かというと…

 

KENTAやジョン・モクスリーに

 

この試合の前にモクスリーはG1参戦に名乗りを上げ、KENTAは柴田勝頼と一緒にリングに上がりG1で会おうと約束しました。

恐らくタイトルマッチ前には、2人の耳にもこの情報が入っていたことでしょう。

 

新日本に参戦すること、G1を闘い抜くということ、この団体のトップに君臨すること…

あくまで憶測ですが、2人のプライドが自然とあのギリギリの攻防に繋がったんだと思います。

 

またいつか内藤と飯伏は、リングで向かい合う日が来るでしょう。

怪我しないことを祈るばかりですが、ファンである私達は“プロ”レスラーを信じて応援するしかないのかもしれません。