6・9大阪城ホール“ドミニオン”でのIWGPインターコンチネンタル選手権
内藤哲也 vs クリス・ジェリコ
ゴング前からジェリコが奇襲を仕掛け、まだスーツ姿の内藤はかなり激しいラフファイトでダメージを負います。
内藤も同様に反撃を試みましたが、目を怪我するアクシデントにより、片目は殆ど見えていない状態。
そして、雪崩式フランケンシュタイナーをパイルドライバー式に落とされたことによる首へのダメージ。
クリス・ジェリコと闘うということの過酷さを、改めて感じた試合です。
それでもあと一歩のところまで追い込んだ内藤ですが、ジェリコがレフリーを突き飛ばし急所攻撃から3カウントを奪いました。
この瞬間、クリス・ジェリコがインターコンチの新チャンピオンに。
王者になったジェリコの攻撃はまだ続きます。
試合後も内藤に執拗に痛め付けるジェリコ。
堪らず助けに来たのは、ロスインゴメンバーの…
EVIL
内藤を救いジェリコを追い払ったEVILは、インターコンチの次の挑戦者となるのでしょうか?
話しは少し遡りますが、BOSJでEVILの反応に違和感を感じるシーンがありました。
優勝した高橋ヒロムの元へ、ロスインゴのメンバーがリングに集まった場面。
上目遣いの多いEVILが、あさっての方ばかり見ていたのです。
5人揃っての写真撮影時もしかめっ面。
そして、誰よりも早々に立ち去るEVIL。
もしかしたら…
涙を堪えていた
これが後楽園でEVILを観察して感じていた違和感の正体。
ヒロムとEVILの関係性、そしてEVILがEVILになる前のレスラー人生は、敢えてここでは言いません。
ただ、ヒロムのBOSJ制覇に喜びを感じ、感極まったんだと思います。
少なくとも私には、EVILが涙をこらえている様に見えました。
そして、EVILに目ばえた感情…
次は俺の番だ
過去のジェリコの試合は、2試合ともジェリコ側から喧嘩を売ってカードが組まれています。
内藤を救ったEVILですが、まだ挑戦が決まった訳ではありません。
継続的な参戦表明を公言したクリス・ジェリコは、再び後楽園に現れるのか。
何が起きるか予測不能ですが、そこでEVILがアピールできればジェリコのリストに載るかもしれない。
もしEVILがチャンスを得るなら、その舞台は7・7サンフランシスコ大会となることでしょう。
日本のプロレス界を席巻する内藤哲也
新日ジュニアの新リーダーになった高橋ヒロム
オカダを降し新チャンピオンとなったケニー・オメガ
EVILの決意をどんな形で目の当たりのできるのか?
次は俺の番だ