EVILが内藤哲也を破り新二冠王者に輝く!救出に来た高橋ヒロムが二冠に挑戦表明

IWGPインターコンチネンタル選手権試合




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EVIL内藤哲也を裏切りまさかのバレットクラブ入りで幕を閉じた「NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020」決勝戦。

予想外のバレットクラブ入りに多くのファンが唖然としたことでしょう。

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの初期メンバーであり、約5年以上も内藤哲也と一緒にロスインゴブランドの価値を高めてきたEVILが裏切ったのですから。

 

ロスインゴ同士の二冠戦になると思いきや、ロスインゴの内藤対バレットクラブのEVILという図式になった「DOMINION」のメインイベント。

もしかしたら内藤にとってEVILと闘うことは、ロスインゴだろうがロスインゴじゃなかろうが“期待している相手”に変わりはなかったのかもしれません。

 

お互いの弱みを知り尽くした者同士の対戦となった内藤とEVILの一戦。

古傷の膝を攻め続け、場外のテーブルへの膝攻撃で内藤の膝を壊しにかかったEVIL。

試合終盤には介入ありの展開から、内藤への急所攻撃で万事休す。

この日もなにがなんでも勝ちへ拘る闘いに徹したEVILが、内藤哲也から3カウントを奪い新二冠王者に輝きました

 

さらに、試合に介入したBUSHIマスクを被った男は、最近NOAHマットにも登場していたディック東郷でした。

新しいパレハのディック東郷を紹介すると、敗れた内藤を蹂躙。

すかさず高橋ヒロムが救出に来ると、EVILの持つ二冠のベルトに挑戦表明

 

昨日の記事でも触れましたが、二冠のベルトを保持し続けなければ、今後外道に裏切られる可能性は十分あるんだと思っています

 

NJC決勝戦のオカダ戦にバレットクラブのメンバーが介入してきたことについて、『すべてこの俺が、仕組んだことだ』と言ったEVIL

最初にEVILから外道に声をかけたのかどうかは分かりませんが、バレットクラブの新リーダーは自分だと思っていることでしょう。

バレットクラブの歴史は、『リーダーが裏切られる』歴史でもあります

 

新日本プロレスにおいて、選手と同等にブランドとして価値があるのが“ユニット”です。

所属メンバーの殆どが日本に来日できていない状況で、バレットクラブというブランド価値を損なわない為にも、新メンバーの加入は必然だったのかもしれません

渡航制限の緩和は早くても夏という見解もありますが、新日本の外国人メンバーの招集はもっと先になるでしょう。

現時点では秋開催のG1クライマックスさえ、NJCのように今日本にいる選手だけの構成になる可能性は高いと思います。

 

新日本をダークネスに染めたいEVILと、新日本の中心ユニットとして仲間の帰りを待ちたい外道の思案が一致した今回のロスインゴ裏切り劇。

バレットクラブの他のメンバーが戻ってきてから、もう一波乱あるんだと思います

二冠のベルトを持っていれば安泰かもしれませんが、手ぶらの状態では遅かれ早かれ見切られる可能性が高いでしょう。

 

そもそも“バレットクラブのEVIL”という構図は一向にしっくりきません。

もしかしたら、EVILにとっても仲間が帰還するまでの仮ぐらしと思っている可能性もあるでしょう

あくまで予想ですが、グレート・オーカーンが凱旋帰国時にはEVILとタッグを組み新しいユニットを作るのではないかと思っています

オーカーンもEVILも大所帯のユニットに収まるような選手ではないでしょう。

特にオーカーンに関しては、既存のユニットのユニットに所属するイメージが全く湧きません。

 

恐らく、オーカーンの凱旋帰国時に新日本プロレスでまた大きな事件が勃発するでしょう。

そしてそれがEVILが外道に裏切られるタイミングなのか、EVILがバレットクラブを裏切るタイミングになるんだと予想しています。

毎年何かが起きる11月の大阪大会「POWER STRUGGLE」に、期待が膨らむばかりです。