史上初となった『G1出場枠争奪戦』。
もはやファンの注目はブリティッシュヘビー級選手権ではなく、YOSHI-HASHIが勝ってG1出場権を得るのか、ザック・セイバーJr.が勝って出場権を死守するのかどうか。
23分を超える死闘になりましたが、最後はぐうの音も出ない状況にギブアップを口にするしかありませんでした。
「ストロングスタイル・イズ・デッド!」
YOSHI-HASHIの“野望”を打ち砕いたザックが王座と『G1』出場権を死守!!
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2019年6月25日
物事が変わるのか注目された一戦は、ヨシハシのギブアップ負け。
この敗北でザックはG1出場権を死守し、予定通りのG1メンバー、予定通りの公式戦が行われることになりそうです。
試合後、ザックはリングの上でもバックステージでも様々なコメントを残しましたが、正直あまり頭に入りませんでした。
あれほどまで饒舌だったのは当然如く勝ったからでははく、ギリギリで勝利した焦りがあったからではないでしょうか。
結局今年のG1出場が叶わなかったヨシハシですが、仙台で行われた1戦はG1に出場する以上の価値ある試合だったと思います。
9試合闘えるか、重要な1試合を闘えるかの違いなのかもしれません。
今回の騒動で、ファンはヨシハシに何を貰ったのか?
それは出れないと宣告されたG1に、出場できるかもしれないという希望でしょう。
今回の一件で混乱したファンがいたことも事実ですが、ヨシハシの逆転G1出場を願ったファンも確実にいます。
そのファンに夢を見せ続けた実績は、決して無駄な一戦ではないと証明しました。
では、ザックに敗北し絶望の淵に立たされたヨシハシは何を得たのか?
それは、レスラーの頂に近づく為の挫折という試練。
なかなか砕けないハートを持つヨシハシですが、今回ばかりは心が折れかけているかもしれません。
それでも、ヨシハシは物事が変わるまで挑戦を続けるんだと思います。
レスラーにとって大事なことは、どんなに辛い事があっても生き抜く事と語るヨシハシ。
それが亡き父への約束なのかもしれません。
※詳しくはスマホサイトの日記をご覧ください
無事ブリティッシュヘビー級のベルトとG1出場権を死守したザックは、RPWのリングでSANADAとのシングルマッチを控えています。
MANCHESTER NEXT SATURDAY JUNE 29TH
ZSJ Vs Sanada
Aussie Open Vs Evil/Bushi Vs Bodom/Samuels Vs White Wolf
Naito Vs McKinnan
Shingo Vs Michael Oku
Gisele Shaw Vs Seleziya Sparx
Hikuleo Vs Dan Magee
White/Fredericks/Connors Vs Halfpenny/Jackson/Kidd🎟️: https://t.co/7x5y9QBXQZ pic.twitter.com/v3pD9iR8yI
— Revolution Pro (@RevProUK) June 19, 2019
しかも、仙台でのベルト防衛の結果を受けマンチェスターでの試合はタイトルマッチになりそうです。
AND STILL…
as a result of this victory Zack Sabre JR Vs Sanada will now be for the British Heavyweight Championship THIS SATURDAY IN MANCHESTER🎟️ https://t.co/7x5y9QBXQZ pic.twitter.com/9KHekN5yum
— Revolution Pro (@RevProUK) June 25, 2019
ザックにとっては一難去ってまた一難といったところでしょう。
人気レスラーの宿命かもしれません。
【雑感】
個人的な感覚ですが、最近の新日本プロレスは昔の新日本プロレスと比べ、見えないところが変化してきていると感じています。
昔と言っても3〜4年前かもしれないし、1年前かもしれません。
少し具体的言うなら “プロレスラー x 非日常 = プロレス”から、“プロレスラー x 日常 = プロレス” への変化。
恐らく多くのファンが感じる違和感の理由が、コレなんだと思います。
ヨシハシがG1出場権を要求する行為も、それ要求を形にした新日本の決定も、“日常”だから起こった自然の出来事なのかもしれません。