ビッグマッチのタイトルマッチに向け「Road to THE NEW BEGINNING」の前哨戦が火花を燃やしています。
初めてNEVER無差別級に挑戦する棚橋弘至と、棚橋が挑戦したいと思うほどNEVERの価値を上げた現王者の鷹木信悟。
緊急事態宣言で集客もままならない後楽園ホールで棚橋が見せた涙のマイクパフォーマンスは、行きたくても行けないファンの心を鷲掴みにしました。
逆に翌日のマイクで鷹木は棚橋に対しNEVER愛を感じないと苦言すると、タイトルマッチでは進退を懸けて闘えと挑発します。
棚橋の愛が勝つのか、鷹木のジャイアニズムが凌駕するのか…
エースにとって正念場のNEVER戦となりそうです。
「このNEVER戦、進退を賭けるつもりで挑んでこい!」
ワトを豪快に葬った王者・鷹木が次期挑戦者の棚橋へ通告!
【1.19後楽園結果】
★試合の詳細は新日本プロレス・スマホサイトで速報中!https://t.co/PDfvxZqTQb#njpw #njnbg pic.twitter.com/WWhUhomuUa
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 19, 2021
2月10日、11日の広島2連戦ではベビーとジュニアの最高峰のタイトルマッチが行われます。
初日のメインは、生え抜き同士となる高橋ヒロムとSHOのタイトルマッチ。
SHOとのタイトルマッチを楽しみと語るヒロム ですが、SHOが旗揚げ記念日大会での飯伏戦を意識したことで、ヒロムにスイッチが入りそうです。
これからの前哨戦でSHOを秒殺する可能性もあるでしょう。
ヒロムがジュニア王者の確固たる地位を築くのか、それともSHOがジュニアの至宝を戴冠し憧れの飯伏との一戦を実現させるのか、愛憎入り交じるジュニアのタイトルマッチになりそうです。
2日目のメインは、昨年のG1クライマックスの決勝戦以来の再戦です。
二冠王者となり神になった飯伏幸太と、プロレス界の希望であるSANADAの一戦は極上のメインディッシュとなります。
2つのベルトの行方も気になる二冠戦ですが、どちらが勝っても新しい景色を見せてくれるでしょう。
広島大会2DAYSは誰が勝っても多幸感溢れるビッグマッチになりそうです。
広島大会は何も起こらないのか?
広島大会2DAYSのメインに出場するのは、本隊の飯伏、CHAOSのSHO、ロスインゴのSANADAとヒロムです。
反則や介入の可能性は限りなく低く、誰が勝ってもバッドエンドとはならないでしょう。
しかし、本当に何も起こらないのかは疑問が残ります。
1・5「NEW YEAR DASH」で様々な遺恨が生まれましたが、オカダカズチカとEVILのシングルマッチだけは組まれていません。
恐らく次のシリーズ「CASTLE ATTACK」の大阪城ホール大会2DAYSで、スペシャルシングルマッチが組まれることでしょう。
しかし、これだけではビッグマッチ2DAYSのカードは埋まりません。
大阪城ホールという大きな会場を盛り上げるため、IWGP冠のタイトルマッチが組まれるはずです。
ということは、広島大会の勝者は誰かに襲われる可能性もあるのではないでしょうか。
広島大会で王者は誰に襲われる?
【可能性① 鈴木みのる】
2017年1月に新日本プロレスに再上陸した鈴木みのるですが、コンスタントにIWGPの名が付くベルトに挑戦してきました。
しかし、昨年はコロナ禍の影響で挑戦したベルトはNEVERのみ。
結果、東京ドーム大会でも本戦で試合が組まれることはありませんでした。(1・4の第0試合に出場)
NEW YEAR DASHではヤングライオンの上村優也に興味を示したものの、今シリーズでシングルマッチは実現していません。
試合後もノーコメントを貫く鈴木みのるが何も狙っていないとは考えにくく、静か過ぎることが逆不気味です。
広島大会で第2試合に出場する鈴木みのるが、メインイベント後動くのかどうか…
【可能性② マーティー・スカル】
ROHと契約を更新しなかったマーティー・スカルですが、次の主戦場はまだ決まっていません。
人気実力共に持ち合わせた選手だけに、その動向を多くのファンが気にしています。
広島大会のメイン後、突如姿を表せばサプライズになることは間違いないでしょう。
以前、ジュニアの補強を示唆していたグレート・オーカーン。
ユナイテッド・キングダムが選手を増員し勢力を拡大するタイミングとなるのか…
※スポーツ入国特例停止は2月7日までの予定
【可能性③ 他団体】
次のシリーズの名前は「CASTLE ATTACK」です。
直訳すると『城攻め』。
この城とは何を意味するのか?
もしかしたら、新日本プロレスの団体そのものを指すのかもしれません。
では城を攻め落とそうとする者と考えると、他団体の選手が新日本に乗り込んでくる可能性もあるのではないでしょうか。
コロナ禍の影響でどの団体も興行動員で苦労していますが、動画コンテンツの配信では明暗が分かれています。
新日本では「新日本プロレスワールド」の会員数が11万を突破したそうです。
他団体の会員数増加は分かりませんが、団体を存続させる為にも動画コンテンツの充実と会員数増は必須課題でしょう。
独自の動画サブスクリプションサービスの会員数を増やす為に、コロナ2年目となるシーズンは他団体と協力体制を強める団体もあるかもしれません。
外国人レスラーの入国が容易ではない情勢で、他団体と団結するという考えは自然の流れでしょう。
コロナ禍2年目を乗り切る為に、どの団体とどの団体が協力するのか。
結果、刺客となる選手を送り込む可能性もあるでしょう。
広島大会のメイン後に目の当たりにする景色は、サプライズか、それとも大事件か…