内藤哲也に三沢光晴という偉大なレスラーが重なったと感じた理由

雑感




Pocket

発売された雑誌Numberの「プロレス総選挙THE FINAL」

 

今回は通常のNumberで特集されたことにより、プロレスファン以外の多くの読者にも読まれたことでしょう。

少しでも多くの方に、プロレスの魅力が広まることを願うばかりです。

 

惜しくも3年連続1位とはならなかった内藤哲也

 

本誌では自身のプロレスに対する真摯な姿勢を語っていました。

その中でも印象的な発言が2つあります。

 

年に1回しか開催されないような会場に来るお客様にも内藤哲也を見せたい

選手生命が短くなったとしても休みたくない

 

出し惜しみせず全力でやり切る姿勢は、多くのファンを魅了する理由の一つです。

例え身体が動かなくなろうとも、今できることをやり続ける覚悟。

 

 

のプロレス総選挙の内藤のインタビューを読んだとき、ある偉大なレスラーの顔が浮かびました

先日、東京と大阪でメモリアル大会が行われたばかりの、故三沢光晴さん。

 

三沢さんに所縁のある選手のインタビューで構成されたこの記事は、多くのプロレスファンの目に触れたことでしょう。

残念ながら、殆ど三沢さんの試合は見たことありません。

それでも「受けの天才」という言葉は、よく耳にしました。

どんな技でも受け切り、何度でも立ち上がってくる姿に脅威を覚えたレスラーも多かったと思います。

 

この記事にある丸藤正道へのインタビューでは、2006年に三沢さんと闘った時に明らかに動きが悪くなったことを回想しています

積み重なった披露と怪我が慢性的になり、三沢さんの身体は限界ギリギリ。

それでも三沢さんを見るくるお客様のため、常にリングに上がり続けた結果があの事故だったんだと思います。

 

あきらかに内藤哲也が進む道は、三沢光春というレスラーが歩んだ道と重なります。

 

恐らく内藤本人はリングで息絶えることなど望んではいないでしょう。

しかし、寿命という蝋燭の火を激しく燃やすように闘う姿に、突然火が消えてしまうんじゃないかという不安に駆られます。

 

 

よく聞く言葉があります。

恐らく前からある言葉なのでしょう。

 

“推しは推せる時に推せ”

 

選手は毎年年を取る分、コンディションも緩やかに低下し続けることでしょう。

それでも常に全力で闘い続け、お客様との一期一会を大事にします。

 

今の内藤哲也は、明日には見れません。

それでも毎日違う魅力を見せてくれるでしょう。

 

雑誌Numberのインタビューでは、改めてプロレスラーに無駄な試合など1試合もない事を気付かさせてもらいました。

1週間遅くなってしまいましたが、お誕生日おめでとうございます

 

Te deseo un año maravilloso.