後楽園ホール大会2連戦を終え、日本各地に巡業に出た「WORLD TAG LEAGUE」(以下WTL)。
今年は鮮度あるチームの出場と、絆の強いタッグチームの活躍が目を引いています。
例年以上に盛り上がりをみせる理由はいくつかあるでしょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
そんなWTLですが、意外な人物が来年の出場を示唆しています。
その人物とは…
グレート・オーカーン
Next year’s World Tag League will be dominated by “THE LEGION” ❗️ #njwtl #njpw pic.twitter.com/H9I6QgE1B7
— “Dominator”Great-O-Kharn (@O_Kharn) November 19, 2019
『Next year’s World Tag League will be dominated by “THE LEGION”
(来年のワールドタグリーグは「THE LEGION」に支配されます)』
現在、英国支配中のグレート・オーカーンですが、NJPW WORLD(ライブ&オンデマンドサービス)でタッグリーグの公式戦を見ているのかもしれません。
いや、見ていなくとも出場選手はチェックしているはずです。
実はオーカーンの日記で、ヤングライオンがWTLなどの公式戦に出場している現状に付いて言及していました。
『余はチャンスという甘い果実を与えて貰った覚えは無い
今あるものは全て己で掴みとった物だ
ニュージャパンカップ
ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア
ジュニア・タッグ・リーグ
ワールド・タッグ・リーグ
余以外の若手が参加した大会に出れなかった』
引用:岡倫之オフィシャルブログ
確かにオーカーンはヤングライオン時代、これらの大会には出場できませんでした。
同世代のヤングライオンで各種大会に出場していたのは、ご覧の3人です。
北村克哉 | 2017年 | ワールドタッグリーグ |
川人拓来 | 2017年 | スーパージュニアタッグトーナメント |
海野翔太 | 2018年 | ワールドタッグリーグ |
2018年 | ニュージャパンカップ | |
成田蓮 | 2019年 | ベストオブザスーパージュニア |
今回のWTLにも今年のヤングライオン杯を制したカール・フレドリックスが、後藤洋央紀のパートナーとして出場しています。
ここで気になるのが、なぜオーカーンは来年の出場を示唆したかということです。
インパクトだけで言えばNEW JAPAN CUPやG1クライマックスに出場示唆した方が、注目度は高いでしょう。
しかも、パートナーは新日本の選手ではなく、イギリスで結成した「THE LEGION」のメンバーとの出場です。
2017年に当時ヤングライオンの岡倫之は、ある目標を公言しています。
それは…
北村克哉とWORLD TAG LEAGUE出場
『俺たちのコンビ“モンスターレイジ”、負けちまった。でも、(今日の対戦相手の)タッグとして活躍は素晴らしいと思うし、「G1」出てるタマさん、そして強い裕二郎さん、負けたけど、でも、しっかり食らいついていけたと思う。
もう「G1」は(残り)少しだけど、「WORLD TAG LEAGUE」、こいつと出て、その時はしっかりお返ししてやる。優勝してやる。ヤングライオンで「WORLD TAG LEAGUE」、優勝してやる』
引用:新日本プロレス
この1回に限らず、何度もバックステージでWTL出場をアピールしていた岡。
しかし、一緒に出場しようと声を掛けていた北村は、デビッド・フィンレーのパートナーに選ばれ、岡だねWTLに出場することができませんでした。
結局ヤングライオン時代の岡は、NEW JAPAN CUPにもG1クライマックスにもWORLD TAG LEAGUEにもエントリーされることなく、自らの意思で海外に飛び立っています。
将来を期待されながらチャンスを得られなかった岡は、英国でチャンスをものにしRPWのタッグチャンピオンにまで辿りつきました。
Everyone understands the results, but please do your best.
I support you. Hahaha🤜🤕 https://t.co/xURemYLYlP— “Dominator”Great-O-Kharn (@O_Kharn) November 6, 2019
グレート・オーカーンにとってWTL出場及び優勝は、絶対実現したい通過点なんだと思います。
人一番挫折を味わい絶望の日々を耐え抜いてきたオーカーン。
凱旋帰国が来年のWTLになるかどうか分かりませんが、WTL支配だけは譲ることができない野望なのかもしれません。
【お知らせ】
先日、「WORLD TAG LEAGUE」後楽園ホール大会を観戦してきました。
今回初めて最前列の席で見ることができたので、いつもとは違う雰囲気の写真になっています。
一部の写真をTwitterにアップしましたが、まだアップしていない選手の写真も後日アップ予定です。
気になる方は、こちらからご覧ください。
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