“デスマッチのカリスマ”こと葛西純が、遂に「とある事」を発表しました。
Twitterのタイムラインで真実を知り、改めて葛西というプロレスラーの強さを噛みしめています。
元はと言えば10月1日に行われたフリーダムズ旗揚げ10周年記念大会で意味深発言をしていました。
この日、KING of FREEDOM WORLD王座戦で杉浦透に負けた葛西。
試合後のバックステージで、こんなコメントを残していました。
『いつまでも葛西純のデスマッチを当たり前に見れると思うな』
この時は全く違う予想をしていましたが、いい意味でも悪い意味でも予想は外れてしまいました。
そして、数日前にファンに対し「とある事」の発表を決心しています。
本日、ひとつの答えが出ました。
「いつまでも葛西純のデスマッチを当たり前のように見れると思うな」
その言葉の答えを来週のFREEDOMS新木場大会で出します。
— 葛西 純 (@crazymonkey0901) November 17, 2019
ファンの間では様々な憶測が流れました。
その言葉の答えとは退団を意味するのか、それともまさかの引退宣言なのか…
しかし、真実は全く異なりました。
現地で観戦したファンの情報を集めると、葛西純の身に起こっている事実は残酷な現実と言えるでしょう。
▪今年8月に椎間板ヘルニアを患った
▪さらに頸椎ヘルニアも併発
▪痛み止めを飲みながら試合を慣行
▪ドクターストップがかかり暫く休養が必要とのこと
▪AEW行きはキッパリ否定
▪12月25日の後楽園ホール大会が「冬眠」前の最後の試合
葛西純、椎間板と頸椎ヘルニアで12・25後楽園大会を最後に欠場発表「しばらくリングを離れさせてもらいます」…11・21「FREEDOMS」新木場1stRING大会(スポーツ報知) https://t.co/rDWBaXPEHw
— プロレスTODAY (@ProresuToday) November 21, 2019
満身創痍な状態にも関わらず、年内の大会までは試合し続けると語った葛西。
改めてプロレスラーという職業の過酷さと、闘い続ける強い意志に尊さを感じずにはいられません。
どうしてもプロレスラーの怪我という話題に対し、無理せず休ませるべきという意見が出て来ることでしょう。
しかし、「無理をする」ということに関してはプロレスでなくとも往々にしてあると思います。
例えば、体調が悪いのに無理して仕事をする上司や同僚はどの企業にもいるでしょう。
なぜ、休まず無理をするのか?
それは、その人にしかできない仕事だから。
そして、その仕事に生活が懸かっているからでしょう。
葛西純のデスマッチは、葛西純にしかできません。
そして、多くのファンが葛西のデスマッチを楽しみにしています。
「闘うこと=生きること」であり、家族を守ることでもあるプロレスラーという職業。
もしかしたらプロレスラーにとって、「無理をしない」という選択肢はないのかもしれません。
私も怪我をしているレスラーには、無理せず休んで欲しいと思います。
しかし、無理をさせず休ませるべきとは言うべきではないのでしょう。
満身創痍で闘い続けた葛西純のこの言葉を聞くと、改めて深い言葉だったんだなと考えてしまいます。
『いつまでも葛西純のデスマッチを当たり前に見れると思うな』
復帰時期は未定ということでしょうが、プロレスラーを続けるための重要な選択だったんだと思います。
復帰まで半年かかるか1年かかるか分かりませんが、必ず復帰してくれることでしょう。
今年5月のタカタイチマニアで出会ったデスマッチのカリスマ。
あの時怪我をして欠場したエル・デスペラードは、その存在にカリスマ性を兼ね備え復帰を果たしました。
恐らく葛西が復帰する時も、更なるカリスマ性を高め葛西にしかできない試合を魅せてくれることでしょう。
そして、いつか2人が再び交わる日が来ると信じて…
今は年内までの試合を無理せず終えること、そして怪我が完全に癒えることを願うばかりです。
FREEDOMS新木場大会に御来場ありがとうございました!!
暫しの冬眠(欠場)発表。
葛西純は
腰椎椎間板ヘルニアと頚椎椎間板ヘルニアには負けません。
暖かくなった頃、必ずFREEDOMSのリングに帰ってきます!!
とりま、12/25まで痛み止めの飲み薬と痛み止めの座薬で突っ走る!! pic.twitter.com/tyBQYreuDr
— 葛西 純 (@crazymonkey0901) November 21, 2019