イッテンゴでクリス・ジェリコとスペシャルシングルマッチを闘う棚橋弘至。
6・9大阪城ホール大会「ドミニオン」で、試合後のジェリコの暴走を止めたのが事の始まりでした。
あの日以降、VTRでの対戦要求はありましたがジェリコが新日本のリングに登場し、棚橋を襲うような事件は起こっていません。
イッテンゴでジェリコとの対戦は決まっているものの、あまり話題性は多くなかったと言えるでしょう。
その棚橋が週刊プロレスの隔週連載「ドラゴンノート」や、東スポWEBでそのノンタイトルマッチで勝利した場合ジェリコが持つAEWのベルトを懸けろと言いました。
『向こうのチャンピオンじゃないですか。
俺が勝って向こうが「もう1回」と言ってきたら「ならベルトかけろ」とも言えるわけです。
そうしたら禁断の扉が開きますよ』
引用:東スポWEB
【新日本】棚橋が米AEWとの禁断の扉を開く!! 1・5東京ドームでジェリコと激突 https://t.co/TgRwapE99D
— 新日本プロレスリング新日企画 (@njkikaku) December 23, 2019
立ち上がってからまだ1年ぐらいしか経っていないAEWに対し、慎重な姿勢を貫く新日本。
まだ調査中と語るに留まっていただけに、新日本とAEWの交流はまだ先になるかと思われていました。
その流れを変えたのが、棚橋のインタビューを読んだクリス・ジェリコです。
自身のInstagramで棚橋の発言に乗っかりました。
『おい、タナハシ。いや、バカハシと呼んだ方がいいか?俺の日本語の読み書きが完璧なことを知らなかったみたいだな。
オマエが東京ドームについて言及した記事を読んだ。
もしドームで俺を倒したら、オマエは禁断の領域に足を踏み入れることになる。
そうAEW世界王座への挑戦だ!
とてもいいアイデアだと俺も思ったから、AEWのオーナーであるトニー・カーンに聞いてみたらOKだと言ってくれた。
だから、オマエが俺をドームで倒せたら、AEW世界王座挑戦権を与えてやろう。
いいか、タナハシ?ラ・シャンペオンでありペインメーカーであるクリス・ジェリコが王座挑戦権をくれてやるんだ。
東京ドームで俺を倒すことができたなら。オマエは俺を倒せると思うか?
俺はそうは思わないね。まぁそれもあと数日でわかるさ。サヨナラ(サヨナラは日本語で)』
引用:新日本プロレス
そして、このInstagramの動画が新日本側が公式にツイートしたのです。
【風雲急!クリス・ジェリコから緊急メッセージが到着!】
「1月5日東京ドームでタナハシが勝ったら、AEW世界王座の“挑戦権”を与える!!」
☆メッセージ動画はコチラから!
⇒https://t.co/2cjqa1ZIWL#njwk14 #njpw #新日本プロレス@IAmJericho pic.twitter.com/rmg7TbxslY— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) December 29, 2019
これで棚橋弘至とクリス・ジェリコの一戦が、ただのシングルマッチではなくなったということでしょう。
そして、これが新日本プロレスとAEWのファーストコンタクトと言えるのかも知れません。
棚橋が勝てば、ジェリコの持つAEW世界王座への挑戦の可能性が見えてくるのではないでしょうか。
イッテンゴまで、まだ1週間あります。
棚橋がSNSをどのように使うのか楽しみです。
実は一つ疑問に思っていることがあります。
今年1・4東京ドーム大会でメインイベントを勝利した男が、来年の1・4東京ドーム大会に何も役割が無いはずがないということです。
過去2回レッスルキングダムに出場したジェリコですが、両方とも調印式に出席しています。
勿論、タイトルマッチであったこら調印式が開催されました。
もし、棚橋がAEW世界王座の挑戦権獲得を懸けて闘うことを要望したらどうなるでしょう。
イッテンヨンの大会中に、何かしら調印式らしき事が行われるかもしれません。
棚橋の次のアクションに期待するしかないでしょう。
来年のレッスルキングダムの動員は、今年の動員を大幅に更新しそうだということです。
速報。2020年1月4日新日本プロレス東京ドーム大会のチケットの売れ行きが2019年1月4日大会よりも大幅に上回る見込みです。未購入の方は急いでください。各種座席残り少なくなってます。よろしくお願いします。
— 木谷高明 (@kidanit) December 25, 2019
イッテンヨンは満員札止めの可能性もあるでしょう。
その為には、あと一押しが必要です。
レッスルキングダムの最後の一押しは、棚橋弘至の一手になるのかもしれません。