新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、東京都は大規模イベントなどの開催を自粛要請してきましたが、収束の見えない現状を踏まえ来月12日まで延長する方向で最終調整を進めていると報道されました。
『新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、都内で「クラスター」と呼ばれる感染者の集団の連続発生を抑えて、「オーバーシュート」と呼ばれる爆発的な感染拡大を引き起こさないためには、今後3週間が重要な時期だと都が位置づけていることが関係者への取材でわかりました。
このため都の新たな方針では、今月中は続けるとしていた都が主催する屋内の大規模イベントや、食事を提供するイベントを原則として延期、または中止する対応について来月12日まで延長する方向で最終調整しているということです』引用:NHK NEWS WEB
【来月12日まで自粛延長方向 都】https://t.co/6Q3kIPXBO1
新型コロナウイルスの感染者を抑制するため、東京都が大規模イベントなどの自粛を、4月12日まで延長する方向で最終調整していることがわかった。東京で集団感染が起きると全国に波及するため。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 22, 2020
今まで政府、ないしは東京都の自粛要請を聞き入れてきた新日本プロレスですが、東京都が正式に自粛延長を発表すれば、その決定に従うことでしょう。
つまり、3・31両国国技館大会「SAKURA GENESIS」は中止になることを意味します。
勿論、無観客試合を行う可能性もあるでしょうが、3月のシリーズを全て中止にしているので、いきなりビッグマッチ開催では選手もファンも戸惑うことでしょう。
直前に無観客で後楽園大会を実施するという考えもありでしょうが、両国国技館を通常興行できなければ意味がありません。
勿論、東京都の自粛要請があっても、両国国技館大会を観客を入れての通常興行をする可能性はゼロではありません。
しかし、プロレスの価値、またはブランド力を高めたい新日本において、世間から批判を浴びる様な決断をするとは思えません。
先週の日曜日にさいたまアリーナで行われた「K-1 WORLD GP」のバッシングを見れば、世間から受け入れられないのは明らかです。
大好きなプロレスが多くの非プロレスファンに誹謗中傷される様子は見たくはありません。
【速報】
3月31日(火)の両国国技館大会と、4月11日(土)の相模原大会の開催中止が発表されました。
【お詫びとお知らせ】
3月31日(火)両国大会、4月11日(土)相模原大会を開催中止とさせて頂きます https://t.co/4BRmXzuYeU#njpw #NJPWTogether pic.twitter.com/rxFS0Cw67U
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) March 23, 2020
『現在の新型コロナウィルス感染状況並びに感染拡大防止に向けた判断として、新日本プロレスでは引き続き、3月31日(火)両国国技館、4月11日(土)相模原市立総合体育館の2大会を開催中止させて頂くことを決定いたしました。
新日本プロレスの各大会を楽しみにされていたお客様には、深くお詫び申し上げます。
なお、今回新たに中止となった各大会のチケットの払い戻し方法に関しましても、詳細が決定次第、改めて公式サイトにてお知らせさせて頂きます。
また、4月12日以降の各大会の開催可否に関しては、状況を注視しながら発表させて頂きます。
ファンの皆様には引き続き、大変ご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳ございません。
こうした状況ではございますが、新日本プロレスでは今後も「今できること」をかたちにして発信、配信しております新日本プロレスワールドの「新日本プロレスTogetherプロジェクト」を中心に、選手・スタッフが一丸となり様々なコンテンツを提供して参ります。どうぞご期待ください』
引用:新日本プロレス
やはり、新日本プロレスはビッグマッチである両国国技館大会の中止を決断しました。
残念ではありますが、このような状況ではどうしようもないのでしょう。
今回は「レスリングどんたく」シリーズ初日の相模原大会も、合わせて中止を発表しました。
このまま中止し続ける訳にもいかないので、「レスリングどんたく」シリーズは無観客試合も検討する段階に入っているのかもしれません。
心配なのは自粛要請延長が繰り返された場合、新日本が全ての大会を中止続けるのかということです。
このまま中止という選択を続ければ、いくら国内のプロレス団体最大手の新日本プロレスと言えども、経営自体が傾いてしまいます。
どうしようもない事態なのは分かりますが、ピンチをチャンスに変えるアイデアが生まれることを祈るばかりです。