「G1 CLIMAX 30」の公式戦は全9試合。
Aブロックは昨日の神戸大会が3試合目なので、これでリーグ戦の1/3が終わったことになります。
この時点で特筆すべき勝率はジェイ・ホワイトとタイチの3連勝、石井と高橋裕二郎の3連敗です。
今年こそG1クライマックスの頂を期待していた石井は、素晴らしい内容の試合をするも未だ勝星なし。
このまま負け続けることは予想できませんが、早めに1勝目をあげリーグ終盤には優勝決定戦進出争いに加わって欲しいです。
また、ジェイの無傷の3連勝は意外でした。
開幕から3試合全て優勝候補と当たっているので、どこかで星を落とすと思っていましたが…
今では誰がジェイを止めるのかという構図になろうとしています。
そのジェイに神戸大会で敗れたオカダカズチカは、1勝2敗と黒星先行スタートです。
オカダの開幕黒星スタートは決して珍しいことではありませんが、いつもの“勢い”を感じないのは気のせいでしょうか?
2戦目から腰にテーピングを巻いていますが、かなり悪そうに見えます。
NEW JAPAN CUPからフィニッシュをコブラクラッチにシフトするオカダですが、G1でもレインメーカーを出さないと宣言しています。
もしかしたら、出さないのではなく“出せない”のではないでしょうか?
そう思いたくなる理由がいくつかあります。
①腰の怪我で満足な練習ができていない
体の中心である腰を痛めているなら、いつも通りの練習もできないでしょう。
第2戦の裕二郎戦でもかなり疲れているように見えました。
試合終盤で体力がなく派手な技ができなくても、コブラクラッチなら腕の力だけで相手を捕獲することができます。
もしかしたら、ドロップキックも激痛が走っているかもしれません。
②ダイビング・エルボー・ドロップを出していない
G1の全3試合で未だダイビング・エルボー・ドロップを見ていません。
コーナートップに立ち、リング上に倒れている選手にエルボーを見舞う技です。
素人の私が見ても、あの高低差がある技は腰への負担が大きいと分かります。
私が見逃しているだけかもしれませんが、レインメーカーとセットで封印しているのかもしれません。
③ローリングラリアットが不十分
レインメーカーを封印する中、オカダが繰り出している唯一のラリアットはこの技でしょう。
第3戦のジェイでは2回(1回目は未遂)繰り出しましたが、反転がスムーズに見えませんでした。
反転するにもラリアットを放つにも腰の回転は重要です。
体の回転による遠心力で繰り出せる分、腰の負担は少ないのかもしれませんが、インパクトの瞬間は腕を振り抜くというより当てにいってるようにも感じました。
レインメーカーを出さない理由は憶測でしかありませんが、腰の状態が良くないのは事実でしょう。
オカダの得意技の中には、1試合の使用回数も限定されている技があるかもしれません。
まるで『パパはわるものチャンピオン』の大村孝志のように。
もしかしたから、今のオカダはリアル『大村孝志』なのかもしれません。
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G1クライマックスのリーグ戦は、残り6試合。
決して無理はして欲しくありませんが、腰が痛くても闘い続ける限りオカダを応援するしかないでしょう。
多くのファンが強いオカダに期待していますし、リーグ終盤には優勝決定戦進出を争っている姿が見たいと思っているはずです。
やはりオカダは、ゴキブリマスクよりドラゴンジョージの方が様になりますから。
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