Bブロックのジョン・モクスリー同様、Aブロックもオカダカズチカが無傷の5連勝で独走態勢に入っています。
KENTAの攻撃を全て受け切ってその上で凌駕した試合は、誰が相手なら勝てるか想像できなくなってしまいました。
オカダvsKENTA、全勝対決の行方は!
『G1 CLIMAX 29』7.27 愛知大会 Aブロック公式戦のフィニッシュを全部見せ!https://t.co/u5SblF0Qxu#njpw #g129 pic.twitter.com/R99AGZYytM
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 28, 2019
このままオカダが全勝でリーグ突破を予想する声も上がっています。
しかし、次の対戦相手は絶賛覚醒中のランス・アーチャーです。
オカダ戦に勝てば、勝ち点差も4に縮まり優勝決定戦進出も視界に捉えることができます。
飯伏戦で見せたカウンターのニーアタックは強烈で、レインメーカーのカウンターとして繰り出す可能性もあるでしょう。
ストップ・ザ・オカダの最有力候補ではないでしょうか。
そして、ランス戦以降も実力者が揃います。
8・3大阪大会 SANADA戦
8・7浜松大会 EVIL戦
8・10日本武道館大会 飯伏幸太戦
誰が絶対王者の勢いを止めるのか?
私の願望は…
ランス、SANADA、EVILに3連敗
これは決してオカダに負けて欲しい訳でも、G1クライマックスを面白くするための願望でもありません。
新日本プロレスはチャンピオンを倒せる選手がいるということを、証明して欲しいという願望です。
メジャー団体と言われる全日本プロレスとプロレスリング・ノアは、宮原健斗と清宮海斗という絶対王者がいます。
実力伯仲なライバルは沢山いますが、今年はずっとベルトを防衛し続けています。
つまり、チャンピオンを倒せる選手がいなかったということ。
宮原は、王者でありながらチャンピオンカーニバルを制覇しました。
川田利明が作った最多連続防衛記録の10回、三沢光晴が成しえた最多通算防衛記録21回を超える可能性もあるでしょう。
今の宮原は誰が相手であろうと負ける気がしません。
先日GHCタッグチャンピオンである中嶋勝彦の挑戦を退けた清宮は、今年から名前を変えたN-1ヴィクトリーに出場しないと宣言しました。
会社側もこれを承諾し、今年最大の大一番である11・2両国国技館大会で、N-1優勝者とGHCヘビー級選手権での対戦を見据えています。
GHC王者・清宮「N―1」不参加決定 視線の先は11・2両国メインhttps://t.co/eJYNIkAu3G#noah_ghc
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) July 29, 2019
両団体の1強時代が続いている状況で、新日本もチャンピオンを倒せる選手が現れなくてもいいのでしょうか?
最も選手層が厚い新日本において、王者を倒せる選手が出てきて欲しいと思うのは、私だけでしょうか?
今のオカダはぐうの音も出ないほど強いチャンピオンです。
海外で活躍してきたKENTAでさえ、勝つことができませんでした。
この状況で既存の選手がオカダを倒さなければ、世界一の団体からやってきたジョン・モクスリーに託すしかありません。
オカダがKENTAに負けれなかった理由に、新日本というプライド守るような発言をしています。
『まあ、海外でいろいろ活動してて、俺が負けたら、海外(の団体)よりも下っていうことになっちゃうでしょ。まあ、それは明日も言えるかな』
内藤哲也はジョン・モクスリーに負けてしまいました。
仮に優勝決定戦でオカダがモクスリーに負けたら、海外の団体よりも下っていうことになってしまいます。
そんな状況は正直見たくはありません。
モクスリーに負ける姿ではなく、世界に負けるオカダは見たくないという意味です。
だから、チャンピオンを倒す選手がどんどん出てきて欲しいと思っています。
新日本は選手層が厚いというだけではないことを、選手層に比例してチャンピオンに黒星を付ける選手が何人もいるということを示す必要があるでしょう。
誤解されないように、もう一度言います。
オカダカズチカが負ける展開を期待している訳ではなく、これだけ多くの選手を抱える新日本においてチャンピオンに気持ちよく9連勝させてはいけないということです。
あとは選手次第です。
新日本のプライドを持って闘うのは、オカダだけではないでしょうから。