G1開幕のダラス大会で海外戦略の救世主発見!その男の名は…

真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』



熱狂のフィナーレで終えた、G1クライマックス開幕戦のダラス大会。

特にメインイベントで行われたオカダカズチカ棚橋弘至の一戦は、これぞ新日本という試合をアメリカで披露できたのではないでしょうか。

 

このメインを一層引き立てたのが、セミファイナルで闘った…

飯伏幸太 vs KENTA

 

生涯新日本を誓った飯伏幸太は、言わば新日本の門番。

新日本のリングで初めて闘うKENTAにとっては、日本人だと言えどその試合は“純新日本プロレス”とは言えない闘いでしょう。

セミファイナルで新日本 vs 外敵とも言える試合が行われたからこそ、メインイベントがより一層新日本らしさが光ったんだと思います

 

仮に外敵であろうと、再起を懸けるKENTAにとっては絶対負けられない一戦でした。

例えコンディションが100%でなくても、アメリカという地で負ける訳にはいきません

どんなハードな打撃を繰り出そうとも、勝ちに拘ることがファンの心を掴むために必要な勝点2だったのではないでしょうか。

 

ダラス大会で圧倒的支持を得たのは、メインで闘ったオカダと棚橋でした。

しかし、今後もアメリカでの興行を成功に導く為にはこの2人ばかりに頼る訳にはいきません。

早速、次のアメリカ大会の予定も発表になりました。

 

日本国内の興行も全力で臨まなければ、目の肥えたファンにすぐ見破られてしまいます。

アメリカでも現地のファンに愛される“HERO”が必要です。

 

その一人がジュース・ロビンソンでしょう。

しかし、日本発のプロレス団体である限り日本人の“HERO”も必要だと思います。

 

かつて、G1クライマックスを初制覇した外国人レスラーが、日本人の心をがっちり掴む日本語スピーチをしました

『わからないんだろう。だから、いまからですね、今回・・・今回だけ! ・・・俺が、日本語を話す。

ビックリしてるんだろう!? 悪いんですが、いまのところまで、俺がただ日本語を話したくなかった。俺はヒールだからさ。

(中略)

でも、嫌いかどうか、どっちにしても、日本は俺のホーム。新日本は俺のホーム。

だから、“そっち”行かない』

引用:新日本プロレス

 

どんな外国人レスラーでも日本のファンに愛されることは可能ですが、日本人レスラー以上に感情移入されるのは決して簡単なことではありません

日本語が話せるということは、リアルタイムで思いが通じるということです。

 

逆も然り。

海外興行において英語を流暢に話せるということは、現地のファンのハートを掴むために必要なスキルです

日本人でありながら、ダラス大会で現地ファンのハートを掴んだ男がいました。

 

その男の名は…

 

KENTA

 

前日行われた公開記者会見で、壇上に上がった時のKENTAへの声援は決して大きいものではありませんでした。

しかし、現地のファンの反応に流暢な英語で決意表明。

コメントが終わる頃には大歓声に変わっていました。

 

新日本のありのままのプロレスを魅せることは、第1優先でしょう。

しかし、次のステップに進むには、何を言えば現地のファンが盛り上がるか熟知している、KENTAの存在が不可欠です。

そういう意味でも、新日本に足りなかった最後のピースなのかもしれません

 

やっとスタートを切ったばかりのKENTAは、新日本というピラミッドの一番底辺に居るのかもしれません。

それでも、確実に頂上目指して一歩を踏み出すことができました。

 

まだまだ困難な道は続くでしょうが、いつかアメリカ大会のメインイベントで大KENTAコールが響き渡る時が来ると信じています。