高松大会で行われた「G1 CLIMAX 30」のAブロックの5戦目。
下馬表を覆し勝利を手にしたのは、ジェイ・ホワイトから3カウントを奪ったジェフ・コブ。
ここまであまり勝ち星に恵まれなかったジェフ・コブですが、試合内容は公式戦を重ねるごとに良くなり、後楽園ホール大会で見せた飯伏戦は圧巻の内容でした。
この日のジェイ戦も同様、パワーで相手を圧倒。
セコンドの外道も排除し、鷹木戦以来の勝利を飾っています。
次戦は開幕戦で腰を痛め、コンディションが上がらないオカダカズチカ戦。
ツアー・オブ・ジ・アイランドが炸裂する可能性も十分あるでしょう。
逆に開幕3連勝から2連敗を喫してしまったのは、ジェイ・ホワイト。
バックステージではレフリーに対して罵ると共に、前回のKENTA戦でダーティーファイトによる攻撃で勝利したEVILを痛烈に批判しました。
敗戦のジェイ、試合後はなんとEVILに“苦言”連発…!
「KENTAとの公式戦を見たが、お前とトーゴーのダーティープレーには心底ガッカリした」
「そもそもBULLET CLUBが付いてなければ、お前程度のヤツなんて2冠王者にはなれなかったんだ!」
全文は
⇒https://t.co/dkGVTHtE5b#G1CLIMAX30 pic.twitter.com/3quBFzAA9p— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) October 5, 2020
バレットクラブのサポートのお陰でNEW JAPAN CUPを制覇とできたと豪語し、態度を改めるべきだと主張してきます。
同じバレットクラブであるKENTAに対してのダーティーファイトが気に食わなかったのでしょう。
あまり調子に乗るなと忠告しています。
恐らく、このコメントはEVILの耳にも入るでしょう。
本日の広島大会のバックステージでEVILがどんな反論をするのか。
それともKENTA戦同様、ノーコメントを貫くのか…
とは言え、ジェイのコメントが必ずしも額面通りと受け取っていいかも微妙です。
今回の忠告は期待の裏返しの可能性もあれば、ジェイとEVILが結託して他のメンバーを裏切る可能性もあるんだと思います。
逆にこのコメントを聞いたEVILがバレットクラブの他のメンバーと結託し、ジェイ・ホワイトを陥れる可能性もあるでしょう。
リーダー格のジェイ・ホワイト、KENTA、EVILが同じユニットにいることで、いつかパワーバランスが崩れる予感がします。
水面下で繰り広げられそうなユニット内抗争。
G1クライマックスの1週間後には、「POWER STRUGGLE」シリーズが始まります。
直訳すれば「権力闘争」。
バレットクラブでどの選手が権力争いに勝利するのか。
権力争いに敗れた選手は追放されてしまうのか。
裏切りは更なる裏切りを呼ぶことでしょう。