G1クライマックスで対戦するゲイブ・キッドに知って欲しい成田蓮の想い

ゲイブ・キッド、成田蓮【撮影:koba】
真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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合開始前から対戦相手を襲撃し、荒ぶる感情のままラフファイトを繰り広げるゲイブ・キッド(ゲイブリエル・キッド改め)。

同世代が集まるG1クライマックスのAブロックですが、初出場ながら1勝1敗のまずまずのスタートを切っています。

 

勝って勝ち越したい次の相手は、令和闘魂三銃士の成田蓮。

かつてLA DOJOで苦楽を共にした仲間に対し、山形大会のヒクレオ戦後のバックステージで、明らかに挑発的な言葉を投げかけました。

ゲイブ『次は誰だ? ナリタ、ナリタ。レン、レン・ナリタだ。俺らはLA DOJOで一緒だった、覚えてるか?

インタビューであの頃の話しをしてたな。「ゲイブはとっても優しい」キツい練習だったけど、ゲイブが気にかけてくれた」確かにキツい練習の日々だった。日本にいるヤツらとはワケが違うんだよ。

俺らがこの世界を回している。クラーク・コナーズ、アレックス・コグリン。フレドリックスは我が道を行ってる。俺らはここでこの世界を回してる。

次の会場は新潟か?新潟の美味しい海鮮なんてどうでも良い。気がかりなのはナリタだ。

ナリタクン。ダレガサイコーカ、ミテミマショウ。

誰が本物のストロングか見てみようじゃないか。お前じゃなくて俺だ。ビッ◯』

引用:NJPW WORLD

 

G1開幕前のインタビューで、ゲイブとの関係性を語った成田。

海野と同じぐらい負けたくないと語った成田は、ヤングライオン時代を共に過ごしただけに想い入れもあるのでしょう。

 

実は、ゲイブがバレットクラブ入りする約2ヶ月前、NJPW Global主催のオンラインサイン会「Online Meet & Greet」に参加した成田が、ある質問に対しゲイブの名前を出していました。

その質問とは、ストロングスタイルにNEWメンバーを加えるならと言うもの。

その時に名前を出した選手がゲイブでした。

成田『2人います。彼がどう思うか分かんないですけど、LAでずっと一緒に練習してたってのもあるんですけど、アレックス・コグリンをちょっと僕は(ストロングスタイルに)入って欲しいなと思います。

あとはもう1人、彼もLA道場なんですけど、ゲイブリエル・キッド。その2人が入ってくれるんだったら、一緒にやっていきたいなって思う2人ですね

引用:TOKON SHOP Globalプレゼンツ Ren Narita Online Meet & Greet

 

共にヤングライオンを経験し同期やキャリアが近い存在は全員ライバルでしょう。

それは成田に限らずだと思います。

ただ成田にとって海野や辻は負けたくないライバルだったのに対し、コグリンやゲイブは一緒に闘いたかった仲間だったはずです。

同じヤングライオンでも柴田勝頼の元で競い合った仲間には、特別な感情があるのでしょう。

もし、この成田の発言を知らず、今知ったとしたら、ゲイブはどんな感情を抱くのか…

 

海野翔太と辻陽太相手に引き分けに終わった成田は、本日の長岡大会の第2試合でゲイブ・キッドと闘います。

シュチュエーションで言えば誰が相手だろうと絶対勝点2を取りたい状況です。

成田がどんな気持ちで挑むか分かりませんが、海野戦とも辻戦とも違う特別な試合になるでしょう。

もしかしたら成田にとって分岐点になるかもしれない今夜のゲイブ戦。

拳でしか想いを伝えられないだろう元LA DOJO門下生対決は、エモーショナルな闘いになること間違いありません。