コブラクラッチに拘るオカダカズチカに一抹の不安【G1クライマックス】

真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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始まった新日本プロレスのヘビー級の祭典「G1 CLIMAX 30」

全19大会、総勢20人による闘いは全90試合、どの大会も手に汗握る熱戦が繰り広げられます。

 

コロナ禍の影響で例年通りのチケット購買とはなりませんが、優勝決定戦が行われる10・18両国国技館大会はファンクラブ先行予約で全席完売。

 

10・16、10.17両国大会も「砂かぶり」と「アリーナ席」は完売してしまったとのこと。

今後は他の会場のチケットも売り切れる可能性が予想できるので、チケットの購入はお早めに。

 

開幕戦となったG1クライマックス大阪大会ですが、ご覧になられた通り初戦とは思えないほどの死闘が繰り広げられました。

日本一過酷なリーグ戦というキャッチフレーズも、納得の激しい試合の数々。

 

激闘5試合の中でも注目度がもっとも高かったのは、メインイベントのオカダカズチカ vs 飯伏幸太でしょう。

前回大会覇者の飯伏と、過去2度G1クライマックスを制したオカダと、どちらが勝つかと問われれば『オカダ』と答えていたと思います

しかし、その優勝候補筆頭のオカダを破ったのは“神”を託された男でした。

 

9年連続9回目の出場となったオカダは、過去G1クライマックスの初戦で日本人に負けたのはたった一度だけ

それも他団体である丸藤正道にだけです。

対日本人所属選手との開幕戦では、初黒星を喫することになりました

 

レインメーカーを封印し、今年のNEW JAPAN CUPを新技“コブラクラッチ”で準優勝したオカダ。

今回のG1もコブラクラッチの勝利に自信があると発言していましたが、今夜の飯伏戦はそのコブラクラッチに拘り過ぎているように見えました

従来の必殺技であるレインメーカーに比べ、試合中盤でも相手を捕らえることができるコブラクラッチは、一見便利な技に感じます。

しかし、1試合で多用すればするほど対戦相手に読まれ違う技に切り替えされてしまうでしょう。

なにより試合の組み立てがコブラクラッチ頼り感じてしまいました

 

次戦の相手は今年遺恨を深めた高橋裕二郎です。

7・25愛知大会でのシングルマッチで負け、KOPWのハンディキャップマッチでも敗れた裕二郎ですが、次こそオカダを負かす為の対策を練っているでしょう。

もしかしたら、オカダの開幕2連敗もあるかもしれません

 

2連覇は難しいと思われた飯伏でしたが、開幕戦のオカダからの勝利はジンクスすら跳ね返す可能性を感じることができました。

試合後、マイクを握ると『本当の神になる!』宣言も飛び出します。

 

リングの上で呼び捨てで『オカダカズチカに勝った』というぐらい、この日の勝利に自信を持ったことでしょう

次戦の北海道大会はメインイベントでジェイ・ホワイトと闘います。

もし2連勝するようなことがあれば、2004年以来となる連覇の可能性も見えてくるでしょう。

飯伏が本当の神になれるか…

次戦のジェイ戦は早くも天王山です。

 

【お知らせ】

G1クライマックスのオリジナル星取表を作りました。

各大会終了後、随時更新します

星取表以外にも各大会の試合開始時間や大会情報を求めているので、是非ご活用ください。