G1クライマックスの優勝決定戦が行われた両国国技館大会で発表されたサプライズ。
今年のダブルドームに引き続き、来年も1月4日と1月5日で東京ドーム大会が2日連続開催されます。
【来年もやります!】
2021年1月4日(月)&1月5日(火)東京ドーム2連戦が電撃決定!!
GO TO NEW JAPAN !!
『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』開催!https://t.co/GmSUraoFWX#G1CLIMAX30 #njwk15 #njpw pic.twitter.com/gIXNdGk0r5
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) October 18, 2020
元々は運良く1・4と1・5が土日に重なったから開催したダブルドーム大会。
次、土日が該当するタイミングまでダブルドームはやらないだろうと思っていました。
来年の1月4日と1月5日は平日です。
正直、コロナ禍の世の中で開催すら難しいと思っていました。
私の第一印象は『無謀』という言葉に尽きます。
プロ野球12球団と日本野球機構は政府方針に従って、9月19日から段階的に入場規制の上限を緩和することを決めました。
今現在は2万人前後の動員が可能ということです。
ただし、実際は緩和した上限まで入っていないのが実情で、まだ多くのファンが観戦しに行くことを躊躇しているのでしょう。
この流れはプロレス界においても同じだと思われます。
東京ドーム大会が行われる来年の1月まで残り約2ヶ月。
入場制限が更に緩和される可能性はありますが、観戦を控えるファンがまだまだ多いことを考えるとチケット代だけで黒字興行を達成することは難しいと考えられます。
恐らく、来年のレッスルキングダムの観客動員の上限は、1大会2万人前後程度でしょう。
2日合わせて4万人。
2日連続行うことでロスを減らすことができるのかもしれませんが、リスクが高いと思ったのが私の感想です。
数年前まで赤字興行と言われていた東京ドーム大会。
コロナ禍の影響で5割程度の動員の中でしか興行できない状況において、赤字興行を行うことは得策ではありません。
それでもダブルドーム大会を行うということは、何かしら勝算があるんだと思います。
新日本プロレスは、黒字化が期待できる切り札を手に入れたということでしょう。
では、何で黒字化を目指すのか?
恐らく、デジタルコンテンツのシェアを増やす施策を考えているのでしょう。
つまり、「新日本プロレスワールド」(以下WORLD)の会員者数増を見込んでいるなんだと思います。
では、どうやったらWORLDの会員数を増やすことができるのか?
それは東京ドーム大会で、サプライズな対戦カードを組むことでしょう。
今の新日本プロレスでは見ることができない試合を組めれば、一時的にでもWORLD会員数を増やすことができるんだと思います。
少し前置きが長くなりました。
WORLDの会員数を増やすことができるサプライズな対戦カードの正体とは…
飯伏幸太とケニー・オメガのスペシャルシングルマッチ開催です。
あくまで私の予想に過ぎませんが、ケニー・オメガの東京ドーム大会参戦が合意に達したんだと思っています。
2019年の東京ドーム大会を最後に、ケニーは新日本プロレスからAEWに主戦場を移しました。
あまりに突然の出来事で、心の準備ができていなかったファンも多かったことでしょう。
ケニーにはまだやり残したことがあります。
ゴールデン☆ラヴァーズとしてヘビー級のタッグベルトは未戴冠、元パートナーの飯伏と特別なシチュエーションで闘いたいという試合も実現できていません。
東京ドーム大会で飯伏幸太との試合が実現すれば、ダブルドームの切り札となり得るでしょう。
日本に入国できない海外のファンは、WORLDに加入してでもこの一戦見たいと思うはずです。
もしケニーが東京ドーム大会に参戦となれば、賛否両論様々な意見が出るでしょう。
スポット参戦でもケニーの出場を批判するファンもいると思います。
それでも東京ドーム大会で試合が組まれれば、その試合がケニーファンにとって壮行試合になるんだと思います。
ケニーは長い間新日本プロレスに尽くした功労者です。
多くのファンの心を掴んでいました。
そして、多くのファンがケニーが新日本に戻って来るのを信じて待っています。
もしケニーが新日本から離れたことが『退団』だというのなら、東京ドームで壮行試合を見たいというのが一ケニーファンの願いです。
恐らく、ケニーと飯伏のスペシャルシングルマッチが組まれるなら1・5東京ドームでしょう。
飯伏はG1を2年連続制覇し、東京ドームで二冠のベルトに挑戦する権利を得ています。
もしかしたら二冠王者の飯伏と東京ドームで闘うという最高のシチュエーションになりかねません。
あくまで私の推測に過ぎませんが、ケニー参戦ぐらいのサプライズがなければ、コロナ禍の状況で平日のダブルドーム大会を成功に導くのは難しいでしょう。
それが東京ドーム大会限定のスポット参戦だとしても、新日本とAEWの繋がりを期待するファンは出てくると思います。
これがキッカケでAEWとの関係に進展がみられるかもしれません。
新日本プロレスがウィズコロナの時代で存続する為にも、ケニーファンの願いを叶える為にも、私はこのサプライズに期待しています。