WORLD TAG LEAGUEの藤沢大会が終わり、リーグ戦も残り3戦と佳境に差し掛かっています。
単独首位だった鷹木&SANADA組が敗れ、勝点8でトップのチームが3組、勝点6のチームが5チームと大混戦の様相を呈しています。
現在の星取表はこちらです。
どの試合も白熱した藤沢大会でしたが、最も目を引いたのはNEVER王者からを勝利を奪ったデビッド・フィンレーの活躍でしょう。
ACID DROPを決めたフィンレーは、鷹木信悟から直接3カウントを奪いました。
鷹木から勝利のフィンジュースが怪気炎!
フィンレー「このまま流れに乗っていこうぜ。俺たちの決勝戦進出は確実だ。保証するよ」敗戦の鷹木は「ナックルはなぁ! 反則なんだコノヤロー! わかってんのか! ただし! 俺のグーパンチはいいんだよ!」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 28, 2020
この勝利で鷹木の持つNEVER挑戦を期待したファンも多かったことでしょう。
東京ドーム大会でのNEVER無差別級の挑戦者はまだ決まっていません。
フィンレーと鷹木のタイトルマッチは鮮度があり、実力的にも申し分ありません。
私もフィンレーのシングルのベルト初戴冠を期待する一人です。
今ではジュース・ロビンソンのタッグパートナーのイメージが強いフィンレーですが、数年前までヤングライオンとして新日本プロレスの道場で1年半過ごしていました。
デビッド・フィンレー「新日本のドージョーには約1年半いたんだけど、最初の頃は肉体的にも精神的にもつらかったなあ……」
☆新日本プロレスのスマホサイトでインタビュー全文を公開中!
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当時、最も仲の良かった仲間の1人が同じヤングライオンのジェイ・ホワイトです。
父親が有名なプロレスラーで超サラブレットのフィンレーは、ジェイと共に将来を期待されていたレスラーだったでしょう。
しかし、海外遠征から帰国しスウィッチブレードと化したジェイは、次々とシングルのベルトを戴冠しました。
バレットクラブのリーダーとも言える存在で、来年の1・5東京ドームでは二冠挑戦が決定しています。
今現在、新日本のトップ外国人レスラーと言っても過言ではないでしょう。
実績だけ比べてしまえば、かなり差が開いてしまいました。
覚えている方も忘れてしまっている方いると思いますが、海外遠征から帰国しヒールターンしたジェイは一度だけフィンレーとタイトルマッチを闘っています。
Road to レスリングどんたく 2018 2018年4月24日 東京・後楽園ホール 第7試合 IWGP USヘビー級選手権試合 デビッド・フィンレー VS ジェイ・ホワイトhttps://t.co/tS5Oe4d4HF
— TOPE-SUICIDA OFFICIAL (@artnjpw) November 28, 2020
ジェイの持つUSヘビーのベルトに挑戦したフィンレー。
初めてシングルのタイトルマッチに挑戦した26分49秒に、フィンレーのポテンシャルが凝縮しています。
この試合を見て、フィンレーへの期待が確信に変わった瞬間でした。
接戦の末に敗れましたが、いつかまたジェイの前に立つ日が来ると今でも信じています。
ジェイのチャンピオンロードを止めるのは、フィンレーが最も相応しいと。
海外遠征には行っていないフィンレーですが、肉体改造や怪我による長期欠場など紆余曲折あって今のフィンレーがいます。
東京ドームでNEVER挑戦となれば大きなステップとなりますが、もしシングル初戴冠となれば来年のG1クライマックス初出場も見えてくるでしょう。
シングルプレイヤーとして開花する実力はもう備えているはずです。
ジェイとのタイトルマッチで負けたバックステージで、ジェイとの闘いはまだまだ終わっていないと口ににしています。
『ジェイ、オマエとの戦いはまだ終わったわけじゃない。オレは何度でも何度でも、勝てるまでオマエに挑戦し続けてやる!』
引用:新日本プロレス
いつかフィンレーが、ジェイと対等に肩を並べる日が訪れると信じています。
そしてジェイがフィンレーをライバルと認める日も来ると思っています。
その時は2人の間に新たな物語が始まることでしょう。