木谷オーナーが大物新人のスカウト示唆!五輪アスリートを狙う計画も

東京ドーム大型ビジョン映像【撮影:koba】
“独り言考察”




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ロナ禍で開催が危ぶまれた東京ドーム大会2DAYSですが、飯伏幸太が二冠争いを制し2021年の “顔” になりました。

念願のIWGPヘビー初戴冠に本人もファンも期待が膨らむばかりでしょう。

未だ感染終息か見えない状況ですが、飯伏の二冠戴冠は非常に明るいニュースと言えます。

 

そんな明るいニュースでスタートした新日本プロレスですが、来年は団体50周年YEARを迎えます。

新日本にとっても親会社のブジロードにとっても、最も重要な1年となるでしょう。

その親会社の会長であり新日本のオーナーでもある木谷高明氏ですが、スポーツ紙の取材で「売上倍増計画」を立てていることを明言しました。

 

20年7月期は約45億円、来季は約35億円まで減少

後楽園ホール【撮影:koba】

『今年のドーム2連戦は入場者制限により観客動員が減少。新型コロナウイルス禍の打撃で、2018年度に過去最高の約54億円を記録した新日本の売上高は20年7月期で約45億円になった』

引用:東スポWEB

 

木谷オーナーは新日本プロレスの売上げについて、今季の着地と来季の予測について語っています。

20年7月期の売上高が約45億円だったということは、前々年比で約83%。

更に来期は35億円まで売上高が減少しそうとのことなので、2018年度対比で64%まで落ち込む計算となります。

今年もまだまだ観客動員数の規制は続くことが見込まれ、興行収入が売上の大半を占める新日本にとって危機的状況と言えるでしょう。

ここまで売上が落ちると企業としての存続さえ心配してしまいますが、木谷オーナーは2022年7月期で売上倍増(約70億円)計画を立てているそうです

 

22年7月期の「売上倍増計画」

後楽園ホール【撮影:koba】

『新日本を題材にしたスマホアプリの配信も決定するなど、好材料は揃っている。特に団体創立50周年の節目を迎える来年は、新日本にとっても勝負の年だ。本紙既報の東京ドーム大会中継の地上波ゴールデンタイム復活プランは継続中で、同オーナーはビッグマッチの拡大も見据える』

引用:東スポWEB

 

何かしら算段がないとこの70億円という数字ははじかれないと思いますが、東京ドーム大会で発表となったスマホアプリゲームの配信など興行収入以外の売上げの見込みがあるということでしょう。

50周年YEARとなる2022年に向けての東京ドーム大会中継の地上波ゴールデンタイム復活プランは継続中、さらにドームツアーなどのビッグマッチの拡大も視野に入れているとのこと。

昨日発表となったインドのスポーツチャンネルでの放送も追い風となりそうです。

 

インド以外にもイギリスやアメリカでもテレビ放送計画※も進んでいるようなので、売上げ拡大が計算できる2022年の50周年YEARは新日本プロレスの逆襲が期待できるでしょう。

※東京ドーム大会中に英語でアナウンスあり

 

東京五輪アスリートなどの大型新人スカウト

 

『興行面以外では人材発掘が最大の課題。「大物新人もスカウトしたいですね。プロレスも日が当たってきたから、興味を示す人もいると思う。レスリングにこだわらなくてもいいと思うんですよね。身体能力が高ければ。体操とか水泳とかいいなと思いますよ」と、東京五輪アスリートなどにも注視していく意向だ

引用:東スポWEB

 

今回のスポーツ紙の取材で一番目を引いた記事が、この大型新人スカウトの報道です。

人材発掘が最大の課題」とありますが、上村優也と辻陽太以降、日本人ヤングラインが誕生していないことに危機感を感じているのかもしれません

五輪アスリートが必ずしもプロレスに適性があるとは限りませんが、仮に東京オリンピックでメダルを取った選手がプロレスラーに転向したとなれば話題性は十分にあります。

プロレスを知らない“世間”に対し、かなりのアピールとなるでしょう。

そこで2021年東京五輪候補の注目選手の中から、プロレスラーに向いていそうな選手を独断と偏見で選んでみました

 

【空手】喜友名 諒(キユナ リョウ)

 

沖縄県出身の30歳の空手家。

全日本選手権で史上最多の9連覇を達成しており、東京五輪で全競技を通じて金メダル最有力と評される逸材だそうです。

身長は170cmと高くないので、新日本に加入したならジュニアヘビー級で活躍することになるでしょう。

東京五輪が開催されるかどうかまだ分かりませんが、空手男子形の喜友名選手に注目したいと思います。

 

【柔道】向 翔一郎(ムカイ ショウイチロウ)

 

身長178cmの24歳。

キックボクシングのバックボーンもある柔道家で、柔道界の異端児とも言われています。

柔道男子90キロ級の東京五輪代表に内定している向選手ですが、ヤンチャな部分もあり昨年は一部バッシングを受けることもありました。

それでも若さは魅力であり、セルフプロデュース能力にも長けていそうです。

世間の評価を覆す為にも、メダル獲得に期待しています。

 

今回は空手と柔道に着目しましたが、身体能力が高そうな競技の選手も気になるところです。

大型新人スカウトが実現するかどうかは分かりませんが、五輪選手のプロレスラー転向はビッグニュースになるでしょう。

木谷オーナーの目論見通りことは運ぶのか、運ばないのか。

果たして、結末は…