スターダム買収の本当の狙いは、全く違う可能性も出てきました。
今回の騒動は親会社ブシロードの買収ニュースであり、新日本プロレスがスターダムを吸収するというニュースではありません。
それでも多くのファンが恐れている事は、新日本のW◯E化ということでしょう。
ブシロードの木谷オーナーが、新日本とスターダムの融合構想についてこのように考えているとのことです。
『木谷高明オーナーは、約2年前から女子プロレス運営の構想があり、リサーチを始めたと明かした。
当初は新日本に女子がいないことから新日本と女子プロレスの融合を構想したが、スターダムを実際に観戦して女子プロレス自体にライブエンターテインメントとしての魅力があると考え、傘下に加えることにしたという』
引用:スポーツ報知
この融合とは、どういう意味でしょう。
新日本の試合に、女子の試合も組み込むということなのか。
それとも男子と女子でタッグを組んだり、男子と女子が闘うような試合を行いたいということなのか…
現に海外のインパクトレスリングなどでは、ジェンダーレスマッチが行われています。
The rematch the world has been waiting for.
Sorry to burst everyone’s bubble, but… @Tess_Blanchard will NEVER beat me.
This weekend, LIVE on the @IMPACTWRESTLING @IMPACTPlusApp.
I FINALLY become #1 contender and take my rightful spot as the face of IMPACT.#unbreakable pic.twitter.com/forpq5rqoL
— The DRAW (@TheSamiCallihan) July 29, 2019
※ジェンダーレスとは男女の境がない、性差をなくすという意味
私も先日の木谷オーナーの会見を見ましたが、「男女融合の構想」発言は確認することができませんでした。
もしかしたら、会見後の質疑応答で上記のように答えていたのかもしれません。
木谷オーナー口からこの発言が出たかどうか分からない以上、この報道の信憑性に疑問は残ります。
ただし、今までの新日本プロレスが好きなファンにとっては信じられないニュースになったことでしょう。
新日本がW◯E化するのであれば、それはもう新日本と呼べないのかもしれません。
ここで気になるのは、新日本側はどう思っているかという事です。
今回の報道は親会社であるブシロードの木谷オーナーが発しただろう発言ですが、新日本側からの公式コメントは一切ありません。
そもそも新日本は、W◯Eとは全く別物のプロレスコンテンツが世界でも通用すると確信し、海外戦略を強化しているのではないでしょうか。
ここから先は、私が尊敬する“百戦錬磨の経営者”メイ社長の発言を元にした憶測です。
そもそもメイ社長はW◯Eのプロレスがあまり好きではありません。
いや、嫌いでしょう。
※メイ社長の口から直接嫌いと言った訳ではありません
メイ社長の公式コラム『ハロルドの部屋』でもあまりライバル会社の名前を出したことはないと思いますが、トークイベント等では何度かW◯Eについて言及していました。
どのような表現をしたかは、ご想像にお任せします。
以前私が参加したイベントでは、メイ社長が新日本プロレスに対する愛と新日本の魅力について語っています。
『メイ社長が語った新日本プロレスに女子部門を設立しない理由
』先日行われたイベントの全内容です。
イベントテーマ以外にも新日本のこと、入社後全レスラーに伝えたこと、ファンの質問に答えていました。
詳細はブログで⬇︎#doda#SPORTLIGHT#メイ社長 #トペブロ https://t.co/rMsiYUulu2— -プロレスblog (@tope_tokyo) June 13, 2019
メイ社長は新日本のビジネスを次のステージに進めるため、木谷オーナーにスカウトされ新日本にやってきました。
次のステージに進むための重要なミッションのひとつが海外戦略です。
そもそも新日本が掲げる海外戦略はNEW JAPANを海外に輸出することであり、W◯Eを目指すことではありません。
メイ社長はこれまで、新日本の魅力を各メディアで語っています。
そこでよく言う表現が『新日本の良さをそのまま伝えること』、そして新日本のプロレスのことを『世界に通用する日本で唯一のスポーツコンテンツ』と表現しています。
将来的に新日本の大会の一部で、スターダムの試合が組まれる可能性はあるでしょう。
新日本とスターダムがコラボするような、特殊な興行は行われるかもしれません。
しかし、男子と女子のミックスマッチをしながらW〇E化を目指しているかは疑問が残ります。
今後どうなるか分かりませんが、新日本で女子の試合が行われることと、新日本がW〇E化を目指すことは全く別の事だと思っています。
新日本プロレスは、47年かけて世界にも通じるコンテンツを築き上げました。
その新日本がW〇E化を目指すなら、47年かけて築いたコンテンツをゼロから築き直すということではないでしょうか?
もし、本当に木谷オーナーが新日本をW◯E化したいと望んでいるならば、それを阻止できるのはメイ社長しかいないでしょう。
新日本プロレスのCEOであるメイ社長が、新日本のW◯E化を望んでいるとは全く思えません。
【お知らせ】
引き続き、新日本への女子レスラー参戦の賛否についてアンケートを行っています。
途中経過も投票すれば見ることができます。
賛成項目2つと反対項目2つの計4つの選択肢を作ったので、あなたの意見をお聞かせください。