次週のAEWダイナマイトでKENTAとケニー・オメガのタッグが実現

ケニー・オメガ【撮影:koba】
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日本プロレスとAEWの禁断の扉を開けたのは、次期USヘビー挑戦者のKENTAでした。

日本時間の2月4日に配信されたAEWのプロレス中継「ダイナマイト」で、メインイベントで闘うジョン・モクスリーを突如現れたKENTAが襲撃。

go2sleepでモクスリーをKOしてリングを後にしたKENTAですが、この試合でモクスリーと対戦していたケニー・オメガは屋外までKENTAを追いかけます。

 

親しげに話しかけたケニーでしたが、KENTAはこれを一蹴し不機嫌に立ち去りました。

『「俺はおまえと友達じゃない。モクスリーを襲いに来ただけだ」と怒り口調で立ち去った。しかしオメガは笑顔をみせながら、AEWのトニー・カーン社長に向けて「俺は来週のAEWダイナマイト(大会)でKENTAと組んでモクスリー、(ランス・)アーチャー組と対戦したい。KENTAとは契約をしていないから非公認マッチになるだろうけど、考えてくれよ」と不敵な笑みを浮かべながらKENTAを追いかけた』

引用:nikkanspors

 

KENTAが立ち去った後、来週のダイナマイトでKENTAとタッグを組んでモクスリー&ランス・アーチャー組と対戦要求をしたケニー。

結果、ケニーの要望が通りKENTAとタッグを組んでモクスリー&アーチャー組との試合が決定

 

新日本のバレットクラブとAEWのバレットクラブがタッグを組む形となりましたが、これでKENTAがケニーと仲良く試合するとは思えません

KENTAとモクスリーの前哨戦で終わることはないでしょう。

新日本のバレットクラブ勢は、ケニー等のバレットクラブ再結成に嫌悪感を示しました。

これは先日の後楽園ホールで復帰したジェイ・ホワイトのコメントです。

ここにいる俺たちこそが正真正銘のバレットクラブだ。パクリの、Tシャツ売ることしか頭にない再結成で浮かれてる連中とは違う。でも、お前らはどうせあいつらのグッズを買うんだろうな? 本物のバレットクラブとは何なのか教えてやろう』

引用:新日本プロレス

 

さらに、バレットクラブの初期メンバーの1人であるタマ・トンガは、自身のSNSでケニーの要求を否定しています。

 

AEWで再結成されたバレットクラブに否定的である以上、KENTAがケニーと素直にタッグを組むとは思えません

来週のダイナマイトに出場が決定しましたが、どんな展開になるか…

 

今後もダイナマイトに新日本勢が参加する可能性は?

 

まず今回のKENTAのモクスリー襲撃を、新日本側もオフィシャルに取り上げたということは重要な点です。

 

新日本プロレスワールドでは、今回のKENTAのモクスリー襲撃の映像を視聴できます。

※上記にリンク貼っています

 

新日本の選手がAEWのリングに上がったことも歴史的事件ですが、新日本プロレスがAEWの試合映像を提供してもらい配信した事実も歴史が動いた大事件です。

AEWと新日本が業務提携したと言えるでしょう。

 

さらに、KENTAが今週のダイナマイトで襲撃したことがポイントです。

来週のダイナマイトの配信は日本時間の2月11日であり祝日に当たります

KENTAとケニーがタッグを組むとなれば、日本にいるファンの多くも視聴することができるでしょう。

観客動員が見込めない中でオンデマンドサービスへの加入者増は重要なタスクです。

恐らく、今後も新日本の選手がダイナマイトへ出場することでしょう。

逆も然り、AEWの選手がNJPW STRONGに登場する可能性にも期待したいです。

 

2021年の日本のカレンダーを見ると、木曜日の祝日が多いことが分かります

2月10日「建国記念の日」、4月29日「昭和の日」、7月22日「海の日」、9月23日「秋分の日」。

これだけコンスタントに木曜が祝日だと、AEWへの新日本選手の参戦も定期的にあると期待してしまいます。

 

まずは来週のダイナマイトが重要になるでしょう。

ケニーもアーチャーも近年まで新日本で闘っていた選手です。

むしろKENTAより新日本歴は長いでしょう。

このアウェイのリングでKENTAが新たな火種を作るのかどうか…