内藤哲也とのシングルマッチを叶える為、SNSで行った “5.5万いいね” 署名活動でしたが、目標を達成出来なかった辻陽太。
それでも主張を続け3.7万いいねまで到達したのは、認めざるを得ない部分はあるでしょう。
3・30後楽園ホール大会で内藤に繰り出された“エスペランサ”は、辻へのメッセージでした。
『チャンスは待ってるだけじゃ掴めない。自分から掴みに行かなきゃ、チャンスなんて絶対に訪れないと、俺は思いますよ。辻が、簡単に俺の名前を出していることに関して、ハッキリ言って迷惑でしかないけど、今日、俺があえてエスペランサって技を使った意味を、辻はよく考えた方がいいな。今、コロナの影響で、簡単に海外遠征に行けない状況になってしまっている。人間誰しも、時間的に限りがあるわけで、そりゃ焦る気持ちも分かるよ。でもさぁ、こんな時こそ、あの言葉を思い出せよ。そう、まさにトランキーロ! あっせんなよ』
引用:新日本プロレス
なぜ、内藤は辻に“エスペランサ”という技を放ったのか?
スペイン語で【希望】の意味を持つエスペランサですが、辻というダイヤの原石に希望が詰まっているというメッセージなのか…
内藤からのメッセージではなく辻へのアンサー
先日、過去放送回の「新日ちゃん。」を見ていた時、辻が内藤戦に対しての憧れを語っていたのを発見しました。
『内藤さんともし今後仮に闘うことがあったとしたら、勝てなかったとしてもデスティーノでやられたい』
引用:新日ちゃん。
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— 新日ちゃん。【テレビ朝日公式】 (@shinnichichan5) December 15, 2020
辻がデスティーノに対する憧れを語ったのが昨年の12月で、その直後の回で内藤哲也が「新日ちゃん。」に初登場しています。
もしかしたら、内藤は辻のこの発言を聞いていたのではないでしょうか。
辻の「デスティーノでやられたい」発言を知った上で繰り出したエスペランサ
今年に入り内藤への憧れと、シングルマッチでの対戦を公言してきた辻。
『それと内藤さん、ディホ・ノ・オクパード。シ・セ・キエロ・ルチャ・コンティゴ・ポロファボール。トゥ・エレス・ミ・スペルエストレージャ(※ノーオクパードと言っていたので、私があなたと闘いたいです。お願いします。あなたは私のスーパースターです』
引用:新日本プロレス
セコンド業務中にも関わらず、試合後の内藤の腕を取り引き留めたこともありました。
シングルマッチは叶わなかったものの、ヤングライオンの枠を超えた言動は、新日愛が強い内藤にも刺さるモノがあったことでしょう。
言葉では揶揄し続けたものの、ヤングライオンの成長に期待と希望を感じていた内藤。
後楽園ホール大会で放ったエスペランサは、辻がデスティーノを受けたいと語ったアンサーメッセージなのではないでしょうか。
ヤングライオンのデスティーノを受けたいという想いに、ディスティーノを敢えて繰り出さなかった内藤からのメッセージ。
エスペランサを敢えて使った理由、今ディスティーノを繰り出さなかった理由を考えると、内藤のメッセージも読み解くことができるかもしれません。
『今日、俺があえてエスペランサって技を使った意味を、辻はよく考えた方がいいな。今、コロナの影響で、簡単に海外遠征に行けない状況になってしまっている。人間誰しも、時間的に限りがあるわけで、そりゃ焦る気持ちも分かるよ。でもさぁ、こんな時こそ、あの言葉を思い出せよ。そう、まさにトランキーロ! あっせんなよ』
数年後にどういうシチュエーションで内藤のディスティーノをくらうことになるのか。
プロレスは長く見れば見るほど面白いとは、まさにこのことでしょう。
いつか実現するだろう内藤と辻のシングルマッチを、今から楽しみに待ちたいと思います。