急遽、対戦カード変更になりIWGPジュニアヘビー級選手権が中止となってしまった「レスリングどんたく」福岡大会2日目。
払い戻しの対応も行った新日本プロレスでしたが、メインイベントのIWGP世界ヘビー級選手権は、2つのタイトルマッチ分も闘ったような凄まじい激闘でした。
元ジュニアのウィル・オスプレイと鷹木信悟が、エル・デスペラードとYOHの分まで闘った限界を越えた試合。
どちらが勝ってもおかしくない接戦でしたが、軍配はオスプレイにあがりました。
44分越えの究極死闘!
オスプレイが鷹木をストームブレイカーで粉砕し、IWGP世界ヘビー王座を初防衛!試合後、5.29東京ドームの“挑戦者”オカダにリベンジ宣言!!
5.4福岡大会の結果はコチラ!
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ストップ・ザ・オスプレイは誰の手に
特別な環境下で生まれた44分越えの死闘でしたが、今のオスプレイを誰が止められるのだろうというのは多くのファンの疑問でしょう。
一体、どのレスラーがオスプレイを止めることができるのか?
2020年2月にヘビー級に転向したオスプレイですが、シングルマッチで敗れた選手はご覧の4選手です。
【G1クライマックス30】 飯伏幸太、ジェフ・コブ、鷹木信悟 【スペシャルシングルマッチ】 オカダカズチカ |
この内、飯伏と鷹木に対してはリベンジに成功し、オカダとの一戦は5・29東京ドーム大会で組まれています。
同じユナイテッド・エンパイアの一員であるジェフ・コブとは、基本的に闘うことはないでしょう。
となると今年のレッスルキングダムで勝利したオカダカズチカが最有力候補ですが、もしオカダが次の東京ドームで敗れたらと思うとオスプレイの長期政権が続くかもしれません。
まだヘビー級のオスプレイと闘ったことのある選手は少ないですが、闘うハードルも勝利するハードルも高いのは事実です。
もう少し時間を遡ると…
もう少し時間を遡ると、ジュニア時代の2019年に参加したG1クライマックスでは5敗しています。
【G1クライマックス29】 飯伏幸太、オカダカズチカ、EVIL、ザック・セイバーJr.、ランスアーチャー |
同じイギリス出身のザックとは、間違いなく好勝負となるでしょう。
前RPWブリティッシュヘビー級王者であるザックはリベンジを狙っているかもしれません。
また、バレットクラブ入りしたEVILも、いずれまたIWGP世界ヘビー級のベルトを狙うことでしょう。
セコンドにディック東郷を従えていますが、オスプレイも常にタイトルマッチにはエンパイアのメンバーがセコンドに付くので、介入行為は難しいかもしれません。
今のオスプレイとEVILの真っ向勝負は、鷹木戦同様にベストバウトとなるでしょう。
オスプレイ政権で世界への扉は開くのか
長期政権が続けば、防衛の相手に世界のトップレスラーを指名する可能性もあるでしょう。
今年になって少しづつ交流が可能になったAEWには、多くのトップレスラーが在籍しています。
クリス・ジェリコ、ジョン・モクスリー、そしてケニー・オメガ。
オスプレイとケニーのIWGP世界ヘビー級選手権が実現すれば、世界中のファンが注目することでしょう。
こんなご時世だからこそ実現して欲しいドリームカードです。
オスプレイの防衛ロードと共にケニーの発言にも注視したいと思います。