欠場中で試合のない内藤哲也が盛岡大会に現れた理由とは

内藤哲也【撮影:koba】
“独り言考察”




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から始まった「Road to CASTLE ATTACK」シリーズの地方巡業。

岩手~山形~福島と週末の東北地方を回る予定でしたが、先日の地震の影響で福島大会は残念ながら中止となってしまいました。

更に、2・16後楽園ホール大会で膝を負傷した内藤哲也の欠場により、対戦カードも変更になっています。

 

久し振りの生観戦を楽しみにしていたファンにとっては残念な結果となりましたが、なんと負傷欠場中の内藤哲也がサプライズで岩手大会に姿を現しました。

 

欠場中の内藤哲也が正装でサプライズ登場

 

正装で現れた内藤は負傷し試合に出れないことを陳謝すると、今月末に控える飯伏幸太とのタイトルマッチに万全の状態で臨むことを約束しました。

『今週、火曜日の(2.16)後楽園ホール大会にて、右膝を負傷してしまいました。いま、コロナの影響でいろいろと大変な状況の中、今日も岩手県営体育館にお集まり下さったたくさんのお客様、急な対戦カードの変更、そして内藤哲也のプロレスをお見せできなくなってしまったこと、心よりお詫び申し上げます。

いま、内藤哲也がやらなければいけないこと、それは、万全な状態で2月28日大阪城ホール大会のリングに立つこと。そして、“神様”飯伏幸太が掲げているIWGPヘビー級王座とインターコンチネンタル王座、この2本のベルトを1本に統一するという野望を阻止すること。ぜひ皆様、2月28日大阪城ホール大会の結末を、楽しみにお待ち下さい』

引用:新日本プロレス

 

さらに、バックステージでもコメントを残し大阪城ホールで行われるインターコンシネンタル選手権の重要性を説明しています。

『2月28日、大阪城ホール大会にて行われる(IWGP)インターコンチネンタル選手権試合。この試合は新日本プロレスにとって、ひとつの分岐点になるかもしれない試合だということ、皆様おわかりですか? 結果によっては、これがもしかしたら、最後のインターコンチネンタル選手権になってしまうかもしれないわけですよ。そんな状況で、治療に専念しろ? いや、それはさすがに無理だね。無理だよ。たしかにこの俺の判断は、吉と出るか凶と出るかわからない。でも、でも俺、後悔はしたくないんでね。せっかく会場まで来たんだ、じゃあ、全試合、特に“神様”飯伏幸太の試合をじっくりと見させていただこうかな。会場の片隅で、楽しみながら見させてもらいますよ。では、アディオス』

引用:新日本プロレス

 

内藤のコメント全文は新日本プロレス公式HPか、「NJPW World Official」YouTubeチャンネルの動画をご覧ください。

 

内藤の言う通り、大阪城ホール大会では最後になってしまうかもしれないインターコンシネンタル選手権。

この一戦は非常に重要なタイトルマッチとなりそうです。

 

負傷した翌日の後楽園ホール大会にもサプライズで登場した内藤は、二冠王者の飯伏が今早急にやるべきだと思う事を述べました。

『いま、“神様”飯伏幸太が早急にやらなければいけないこと、それは…俺の意見に反論することではない。いま、“神様”飯伏幸太が早急にやらなければいけないこと、それは、2本のベルトを1本に統一したあとのビジョンを、皆様に、簡単に、そして、わかりやすく説明することだと、俺は思います』

引用:新日本プロレス

 

欠場中の内藤哲也が盛岡大会に現れた理由

 

内藤哲也が東京ドーム大会の再戦となる飯伏とのタイトルマッチに挑戦する理由は明確です。

飯伏が掲げる2つのベルト統一を阻止するため。

一方、飯伏の統一プランの具体的な未来予想図は説明されていません。

 

負傷欠場した内藤は、試合のない後楽園ホールと岩手大会に現れ思っていることを口にしました。

試合が組まれていないにもかかわらず、なぜそこまでして主張を繰り返すのか?

すべては重要な一戦となる大阪城ホール大会を盛り上げる為でしょう

 

正直、私自身もIWGPヘビーとインターコンチの統一によるメリットは想像できません。

統一する理由が明確ではない以上、その試合への感情移入も中途半端になってしまいます。

もし飯伏が掲げるベルト統一プランが予想を上回る可能性があるならば、多くのファンが飯伏を支持するでしょう。

盛大なイデオロギー論争に発展するはずでしょうが、今は内藤の主張ばかりが目立っている現状です。

 

明確なビジョンがあるとしながらここまで具体的な説明がない飯伏ですが、残りのシリーズでそのビジョンを説明するかどうか…

内藤が負ければ最後のインターコンチネンタル選手権になってしまうかもしれません。

恐らく、統一されるベルトにはインターコンチの名前はなくなってしまうでしょう。

最後になってしまうかもしれないインターコンシネンタル戦がさらに盛り上がるかどうかは、飯伏の発言にかかっています。