棚橋弘至が闘いたい外国人レスラーが明らかに

棚橋弘至【撮影:koba】
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なサプライズがあり大成功と言える興行だったアメリカ・ロサンゼルス大会「RESURGENCE」。

久しぶりとなるアメリカ有観客再開は、全世界が注目した大会でした。

 

中でも圧倒的な存在感と希望の光りを放ったのは、新日本プロレスのエースこと棚橋弘至ではなかったでしょうか。

IWGP USヘビーのベルトを日本人として初戴冠し、ロサンゼルスの夜空に『愛してます』の大合唱を轟かせました。

 

ロサンゼルス大会でエース健在をアピールできた棚橋ですが、アメリカの月刊誌「スポーツ・イラストレイテッド(以下スポイラ)』が棚橋のインタビューでの発言を紹介しています。

 

『“I think, now more than ever, it’s important for all of pro wrestling to come together and get past all the troubles COVID has presented,” Tanahashi says through a translator. “I think the best way we can do that is to bring the fans the best possible matches, and those dream-match scenarios. I think being able to wrestle in all these organizations can only be a good thing.”』

(棚橋選手は通訳を介して、「今まで以上に、プロレス界が一丸となってCOVIDのトラブルを乗り越えていくことが大切だと思います」と語っています。「そのためには、ファンの皆さんに最高の試合、そしてドリームマッチをお届けすることが一番だと思います。すべての団体で試合ができるということは、良いことだと思います」)

『“I predict that once COVID is behind us, you’re going to see even more movement and exchanges between Japan and America,” Tanahashi says. “The U.S. heavyweight title is the key to those doors being unlocked, and that’s what makes it extra important.”

In terms of dream matches, a specific opponent comes to mind for Tanahashi: AEW and New Japan star Jon Moxley.

“I’d love to wrestle Moxley someday,” says Tanahashi, who was particularly impressed last May when he watched Moxley wrestle Yuji Nagata on AEW’s Dynamite. “Nagata can really do it all. He can get rough with you or he can rely on his perfect technique. Moxley was able to overcome that and win, and that shows how great he is.”

In order to get to Moxley, Tanahashi will first have to defeat Archer. One of wrestling’s most dynamic big men, Tanahashi long admired Archer’s work in New Japan. And in an industry where contrasting styles help create dynamic moments, Archer offers a size and style that is a perfect contrast to Tanahashi.

“However many times we wrestle, I always think he’s great,” Tanahashi says. “This time it’s in the states, on his home turf, so I have to be careful of him having the home field advantage. I’m excited to find out what will be different this time.”』

(「COVIDが終われば、日本とアメリカの交流がさらに活発になると予測しています」と棚橋。”米国ヘビー級タイトルは、その扉を開くための鍵であり、それだけに重要な意味を持っています。”
ドリームマッチということで、棚橋選手が思い浮かべる具体的な対戦相手は、AEWと新日本のスター、ジョン・モクスリーです
棚橋は、昨年5月にAEWのDynamiteで永田裕司と対戦したモクスリーを見て、「いつかモクスリーと対戦してみたい」と思っていた。「永田は本当に何でもできる。永田は本当にすべてをこなす。モクスリーはそれを克服して勝つことができ、それが彼の素晴らしさを示しています。”
棚橋はモクスリーを攻略するために、まずアーチャーを倒さなければならない。プロレス界で最もダイナミックなビッグマンの一人である棚橋は、新日本でのアーチャーの活躍を長く賞賛していた。そして、対照的なスタイルがダイナミックな瞬間を生み出すこの業界において、アーチャーは棚橋とは完璧な対照をなすサイズとスタイルを提供しています。
棚橋は「何度やっても、彼はすごいと思う」と言う。「今回はアメリカで、彼のホームグラウンドでの試合なので、彼がホームフィールドアドバンテージを持っていることに気をつけなければなりません。今回は何が違うのか、楽しみです”)

 

棚橋とランス・アーチャーのタイトルマッチを観客席で傍観していたジョン・モクスリー。

試合後、何もアクションを起こしませんでしたが、2人がしたいことは合致しているのかもしれません。

 

このスポイラの記事ですが、新日本プロレスの公式Twitterアカウントの「NJPW Global」がリツイートしています。

つまり、棚橋のモクスリーと闘いたいという発言は事実と受け止めていいということでしょう。

 

ロサンゼルスでUSヘビー級王者に輝いた棚橋は、毎月アメリカに来ることを約束しました。

9月にはメットライフドーム大会やG1クライマックスを控えている現状で、全ての大会に出場することは不可能です。

棚橋がどんな選択をするのか、そしてモクスリーとのタイトルマッチがいつ実現するのか、今後も注視したいと思います。