未だ師を越えていないSANADAが武藤敬司との対戦を公言

SANADA【撮影:koba】
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イバーファイトグループがさいたまスーパーアリーナで行った「サイバーファイトフェス」で、現役引退を表明した武藤敬司。

新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア(以下NOAH)と渡り歩き、各団体で団体の至宝を巻いてきた武藤は、58歳とう年齢でメジャー完全制覇を成し遂げた生ける伝説です。

サイバーファイトフェスと同日、新日本でも「DOMINION」が行われましたが、この日最も反響が大きかったニュースは武藤の現役引退発表ではないでしょうか。

 

武藤曰く、引退時期は来春を予定しているとのこと。

それまで数試合はするつもりだと公言しています。

試合数は医師の判断にもよると思いますが、この一報を聞いた元付け人の棚橋弘至は、引退前に武藤との対戦を熱望しました。

『少しでも武藤さんが未練なく引退するためには「もうかなわねえな」って選手が出てくる必要があって。武藤さんはいつまでも自分が最高なので。俺の方が今は上なんだぞって見せたいですね。最後に武藤敬司のマウントを取ること。それが元弟子としての最高の恩返しじゃないかなと思います』

引用:東スポWEB

 

引退まで数試合行いたいと語っているので、棚橋が武藤と闘うチャンスは残っているかもしれません。

2009年の1・4東京ドーム大会で武藤からIWGPヘビー級王座を奪取し、師匠越えを果たしている棚橋。

再び師弟対決が実現すれば、ドリームマッチとなるでしょう。

 

SANADAも武藤敬司との対戦熱望

 

元付け人の棚橋が武藤との対戦を熱望しましたが、武藤との師弟関係と言えばSANADAを忘れるわけにはいきません。

寡黙な男も自身のInstagramで、かつての師との対戦を口にしました。

 

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『引退前に戦いたいですね』

 

アンディ・ウーの結婚式で再び再会を果たした武藤敬司とSANADA。

SANADAを語る上で欠かせない人物が武藤であり、SANADAの美学は武藤敬司という天才プロレスラーがいて生まれたと言っても過言ではありません。

私が知る限りSANADAと武藤の最後のシングルマッチは、2014年12月に行われたWRESTLE-1チャンピオンシップ。

足4の字固めでギブアップしたSANADAは、武藤越えを果たせませんでした。

 

新日本に活躍の場を移して以降、寡黙な男になり師である武藤についても語ることが少なくなりましたが、新日本に来る数ヶ月前、SNSで武藤リスペクトを呟いたことがありました。

 

新日本で確固たる地位を築きましたが、まだNEW JAPAN CUPやG1クライマックスを制覇したことも、IWGP世界ヘビーのベルトを巻いたこともありません。

数年前からSANADA待望論は持たれ続けていますが、未だ“待ち”の状態です。

もしSANADAに足りないものがあるとしたら、それは師である武藤越えではないでしょうか

 

棚橋対武藤も見たいですが、SANADA対武藤も必ず実現して欲しいドリームマッチです。

武藤越えを見たいと思うファンは私だけではないでしょう。

SANADAのNJC優勝、G1制覇、IWGP世界ヘビー級初戴冠を見たいと思うファンは私だけではないはずです。

寡黙なSANADAの声は届きずらいかもしれませんが、ファンが熱望すれば夢の師弟対決は実現するかもしれません。

 

武藤敬司の引退まで何試合できるか分かりませんが、SANADAが再び師匠を越えるチャンスを得ることを願っています。

SANADAの願いが届きますように。