雪の札幌2連戦の初日にて、勢いに乗る海野翔太とシングルマッチで闘った内藤哲也。
海野を撃破した内藤は北海きたえーるで4年振りの大合唱を行い、この日は朝から晩まで内藤が話題を独占する日になりました。
30分越え激戦の末、内藤が“新鋭”海野にデスティーノで貫録勝利!
最後は北海きたえーるで約4年ぶり「デ・ハ・ポン!」大合唱!!
2.4札幌結果
⇒https://t.co/EtqAbqowMh#njnbg #njpw pic.twitter.com/Z0tepAJvfV— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 4, 2023
ここで言う“朝から”というのは、内藤が退団の噂に初言及した報道のこと。
SNSの噂になっていた「内藤フリーランス」説について、東スポの岡本記者が内藤本人に確認をしてくれました。
【新日本】内藤哲也が降ってわいた〝退団説〟に初言及 同時に明かした「契約更改」の中身|東スポWEB https://t.co/TMhihSSMPB
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) February 3, 2023
2023年に入ってからの内藤は多忙を極めている。しかし、一方で不穏な噂も一部で流れていた。それは内藤が新日本所属からフリーに転向するというもの。1月下旬からSNS上でささやかれはじめ、本人からは何の発信もない状態だ。 そこで内藤を直撃すると「噂になってるのは、結構すぐに知りましたよ。しかも(新日本と)契約更改した直後にそんな話が出て。ただ、俺がファン時代は契約の話題って結構いろいろ出ていたので、なんか懐かしいなと。(ファンの)反応を見るのも少し楽しかったですね」と出どころ不明の退団疑惑を一蹴。 ならば、なぜ即座に否定しなかったのかという疑問には「出どころのよくわからない話だったし、わざわざ自分で言うのも…。誰か聞いてくるだろうと思っていたら、誰にも直接聞かれないまま今日の取材になってましたね」と苦笑した。 引用:東スポWEB |
新日本の札幌大会初日の早朝にツイートされた上記報道ですが、内藤がフリーランスになったという噂が広まっていたこと自体知らなかった方も多いでしょう。
それ以上に噂の出どころはもっと知られていなかったと思います。
なぜそんな噂が広がったのか、噂の出元はどこだったのか、本記事では今回の噂の詳細について説明しようと思います。
Twitterで広まった『内藤退団』の噂
私がこの内藤退団の噂を目にしたのは、1月29日頃。
事の発端はあるファンのツイートでした。
1月24日にFacebookでプロレスの情報を扱っている海外アカウントが、内藤がフリーランスになったとコメント。
このコメントを見た日本のファンがTwitterで内藤哲也がフリーランスになったかもしれないと、上記Facebookの投稿をスクショでツイートしました。
これがそのスクショの内容です。
このツイートが広がると、反響の多さに元ツイートを削除。
この時点で情報ソースが不明になってしまったため、『内藤フリー』『内藤退団』というワードだけが一人歩きし、Twitterでトレンドに上がってしまいました。
元々Facebookの投稿もただの個人のコメントだったこともあり、海外では話題にならなかったのでしょう。
海外プロレスメディアがこの情報を取り上げることはありませんでした。
結果、内藤フリーという“噂”だけが広がったということです。
この噂が爆発的に広がらなかった要素として、①情報ソースが不明だったこと、②元ツイートが短期間で削除されたこと、③新日本愛が強い内藤哲也がフリーになることは考え難いと考えるファンが多かったことが挙げられます。
また1月末というタイミングで退団の噂が流れたことにより、噂はジワジワと拡散。
“もしかしたら”を心配するファンにとっては、心臓に悪い数日だったかもしれません。
一方で噂が広がったことにより、内藤哲也に真相を確かめるメディアが現れのも事実。
内藤の口から今回の契約内容が明かされたのは、偶然の産物と言えるでしょう。
結果的に『内藤フリー』の噂は、語られる予定のなかった契約情報が公開されるという副産物を産みました。
改めて新日愛を語った内藤哲也
今回の一件で分かったのは、やっぱり内藤哲也というレスラーは新日愛が強く、フリーになる可能性は限りなくゼロに近いということ。
海野戦後のバックステージコメントでも、改めて新日愛が強いことを確認することができました。
『今日、海野翔太のチャレンジマッチ。残念ながら海野翔太のチャレンジは失敗。 でも、可能性は感じましたよ。 一つ楽しみが増えたかな?さあ、これで堂々と2月21日、東京ドームに乗り込めますよ。 とはいえ!とはいえ、まだ新日本プロレスのシリーズは続くわけで、俺にとって一番大事なのは、 俺のホームである新日本プロレスのリング。 残りの試合、 1試合1試合を大事にしながら、2月21日、東京ドームに乗り込みます。では、また明日もここ北海道立総合体育センター (北海きたえーる)でまたお会いしましょう。 アディオス!』 引用:新日本プロレス |
歓声ありの観戦が解禁になった今、新日本プロレスに一番必要なニュースは内藤哲也のメインイベンターとしての勝ち名乗りかもしれません。