成田蓮がデビュー前に同期の海野翔太に救われたエピソードを語る

海野翔太、成田蓮【撮影:Koba】
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から開幕する新日本プロレスのヘビー級のタッグの祭典「WORLD TAG LEAGUE」(以下WTL)。

参加16チームが2ブロックに分かれ、リーグ戦の上位2チームが決勝ラウンドに進出。

12・8鹿児島大会で各ブロックの1位と2位が闘い、その勝者が12・10熊本大会で優勝決定戦を行います。

 

初出場も多い個性派揃いの参戦チームですが、個人的に活躍を期待しているのは海野翔太と成田蓮の令和闘魂三銃士チームです。

本人らはこの「令和闘魂三銃士」という会社が付けたネーミングを気に入っていませんが、2人にかかる期待は非常に大きいものがあります。

2人は同じ時期に野毛道場に入門し、同年デビューの同期。

多くのファンにヤングライオン時代を見守られ応援されて育った新日本の生え抜きであり、唯一無二のライバル関係でもあります。

新日本の未来は彼等の肩に掛かっていると言っても過言ではないでしょう。

 

そんな海野と成田は7番勝負の激闘のあと、共闘することを決意し、WTLにエントリーすることになりました。

今大会初出場ということもあり注目度の高いチームですが、この対談動画を見ればさらにいかに2人の絆が深いか分かるでしょう。

海野がいなければ成田というレスラーは存在しなかったかもしれません。

これは成田が海野に救われた話です。

成田『僕は1個借りがあるんですよね。デビュー前に、ちょっと引き止めてくれた借りがあるんで

海野『懐かしいなぁ』

成田『僕デビュー前に膝を怪我して手術してるんですよ。もうその間に(海野が)デビューして、完全に下にいってたんですよ。気持ちが。もうダメかなって。そんな時に引き止めてくれた

海野『マジでプロレス辞めようとしてたんですよ。マジで部屋の机にタウンワークとかたくさんあったんですよ』

成田『スーパーにあるじゃないですか。ユーキャンの冊子みたいな。あれを貰ってきて』

海野『マジで調べてて。なんならペンとかで目星のところを印付けるくらい、やっぱ気持ちはプロレスから離れてたし、違う方向に進もうとしてたんですよ。やっぱり、入門テストの時からビビビって感じた部分もありますし、一緒に練習生の頃、死ぬ思いで練習してきて、やっとデビュー目の前ってなってポテンシャルの凄さも全部分かっているからこそ、「オイオイオイオイオイ!」って「絶対ダメだよ」って「こんなところで諦めたらダメだよ」って、「俺らがプロレス界変えるんだぞ」って。そういう熱い真面目な話しをして、逆に僕からしたら無いものしか持ってないんで、僕が辞めたいぐらいだよくらいの気持ちでいたんで。結局ね、もう一回仕切り直してデビューに向けて本気になって。

(デビュー戦)一緒にやって、結果的に言ったら引き分けだったわけじゃないですか。差はなかった訳ですし僕も3ヶ月前にデビューやったのに、勝てなかった悔しさもありましたし。でも同期でデビュー戦もって、やっぱなかなかないものですし』

成田『僕、あの試合のコメント凄い覚えているんですよ。みんなデビューして自分がプロレス界変えるんだ、一番になるんだみたいな。そういう気持ちなんでしょうけど、僕は真っ先に翔太のこと言っちゃったんですよね。デビューしたけど、やっぱり3ヶ月の差なんて、もうすぐ抜いてやるじゃないですけども、「コイツにだけは負けない」っていうコメント出したんで、そこから始まっていたんだなって』

引用:海野翔太×成田 蓮〜同い年、同期、戦友、運命のライバル〜

 

海野に引き止められなかったら、新日本を辞めていたと語った成田。

同期という言葉だけでは片付けられない2人の絆に、新日本の未来を託すしかないでしょう。

WTLを優勝し、海野&成田で東京ドーム大会の舞台に立てるかどうか…

パラダイムシフトを巻き起こす活躍を期待したいと思います。