CMLLに武者修行の地を移した辻陽太が現地メキシコで語った野望

辻陽太【撮影:koba】
海外プロレスニュース




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ギリスのレボリューション・プロレスリング(以下RPW)からメキシコのCMLLに武者修行の地を移した辻陽太。

地元メディアからもそのニュースは取り上げられ、期待値の高さがうかがえます。

 

メキシコに着きインフォルマに出演した辻が、CMLLの野望について語りました。

ファンタスティカマニアでもお馴染みのOKUMURAが通訳となり、辻のメッセージをCMLLファンに伝えています。

辻『まず、ずっと来たかったメキシコの地に来れてとても光栄に思ってます』

奥村『陽太選手、何年のキャリアで、デビューはいつか、自己紹介をお願いします』

辻『自分のデビューは2018年になります。日本で新日本プロレスでだいたい3年半くらいキャリアを積んで、それからイギリスに行って今ここにいます』

奥村『陽太選手は日本にいるときからメキシコに来たい、CMLLに行きたいと自分自身でもコメントしてたわけですけど、それが叶ってどうでしょうか?パンデミックで予定が狂ったりしましたけど、今の気持ちはどうですか?』

辻『さっきも言わせてもらった通り、ここに来れてとても光栄に思ってます。ただ僕が日本にいたときにメキシコに行きたいって思っていた気持ちと、今の僕の気持ちは全く違って。その時はただメキシコのルチャリブレを体感してみたい、新日本プロレス以外も体感してみたい、そういう想いでメキシコに行きたいって言ってた。ただ今は、一人のレスラーとしてこのメキシコの頂点を取りにきた

奥村『陽太選手は明日、明後日アレナメヒコでCMLLデビューするわけですが、対戦カード、対戦相手のことも知ってますか?』

辻『はい。Si.』

奥村『対戦相手のことについて、まずソベラーノJr.はどうですか?』

辻『日本のファンタスティカマニアでも何度か会わせていただいてるんですけど、とても才能溢れる選手だと思ってます』

奥村『エル・バリエンテはどうですか?』

辻『僕の中では凄いなんていうんですかね、ルチャドールの中での華麗さもあり、パワフルな試合を展開する選手だなと捉えてます』

奥村『日本にいた時は試合をしたことも、会ったこともないんだよね?』

辻『そうですね。会ったことないですね。CMLL中継で見ただけですね』

奥村『どうですか?その熱意も叶ってCMLLに来て、金曜日のアレナメヒコという重要なビッグマッチでデビューという、対戦相手も2人にビッグレジェンドのパンテルもいますがどうですか?』

辻『そうですね。やっぱり新日本プロレスの代表としてそこの期待は裏切らないと思ってますし、何より自分はルチャリブレをやったことがない。そしてここの地に来てルチャリブレを学んでみたいというそういう気持ちもある。ただ学ぶんじゃなくて吸収する。そして、あくまでも自分は自分の闘い方でこのリングで登り詰めたいと思ってます』

(中略)

奥村『どうですか、CMLLに来て初めてのインタビューで、カメラに向かって金曜日の試合に向けてメッセージをお願いします』

辻『ここに来てここに座らさせてもらって、とても凄いとこに来たんだなという実感が湧いてきました。さっきはここに来るまでは携帯も繋がらずに、タクシーも上手く呼べずに大変だったんですけど(笑)

ここに来てこれだけ凄い会場、整った設備の中でやれるってことに対してとてもワクワクしています。そして僕が好きなって言ったらおかしいんですけど、好きなルチャドールが1人いて、“テリブレ”が僕は昔好きだった。昔ね、昔。今はテリブレを倒す。それがとても楽しみ

引用:CMLL INFORMA

 

RPWではザ・リージョンに加入しヒールターンした辻。

インフォルマでのインタビューでは、ルードでもテクニコにも拘りはないとも答えていました。

 

堂々とした受け答えをした辻からは、かつてのヤングライオンの面影はありません。

RPWでもインパクトを残した辻は、CMLLでも活躍してくれることでしょう。

インフォルマでは早速『テリブレを倒す』と豪語し、メキシコの頂点に立ちたいと宣言しました。

 

イギリス経由でCMLLに武者修行に行ったレスラーと言えば、ロスインゴの高橋ヒロムが該当します。

ヤングライオン時代に内藤哲也と闘いたいとアピールした辻が、ヒロムの海外武者修行と同じルートを辿るという偶然。

将来的にロスインゴ加入を期待してしまっても無理はないでしょう。

CMLLでの活躍に期待もしますが、凱旋帰国が待ち遠しい限りです。