タッグリーグ開幕2連勝の鈴木みのるがバックステージで意味深コメント

鈴木みのる【撮影:koba】
WORLD TAG LEAGUE




Pocket

楽園ホールで開幕したWORLD TAG LEAGUE(以下WTL)は2大会終わり、本日の愛知大会で前半戦の大一番を迎えます。

事前のファン優勝予想で第4位だったオージー・オープンと、第3位だった鈴木軍の開幕2連勝対決です。

 

WTL初参戦のオージー・オープンは、先日行われたロンドン大会「ROYAL QUESTⅡ」で現IWGPタッグ王者のFTRと激闘を繰り広げた実力チーム。

昨日の公式戦では前年度覇者のチーム毘沙門を破り、優勝候補筆頭であることを示しました。

狙うは東京ドーム大会への出場、FTRへのリベンジ、そしてIWGPタッグ王座初戴冠でしょう。

 

対する鈴木軍タッグは2011年にWTL(この時はG1 TAG LEAGUE)を制している鈴木みのるとランス・アーチャーのコンビ。

11年前振りにランスとタッグを組んでWTLに出場した鈴木みのるは、これまでタッグを組まなかった理由を『強過ぎるから』と説明しました。

 

本日の愛知大会で2連勝対決を制せば、WTL優勝はかなり近づいてきます。

公式戦2戦とも快勝した鈴木軍ですが、鈴木みのるがバックステージで気になるコメントを残していました。

【後楽園ホール大会のバックステージコメント】

『さあ、こっからは本題だ! ああ、 去年の9月から数えて、9月10月、今年の春と、あと先月と1年間で4ヶ月、約1/3オレは海外で過ごした。 アメリカ、カナダ、イギリス、そこで約50試合、 シングルマッチ、 各テリトリーのチャンピオンたちと戦ってきた。 それで、 見えてきたものがある。新しいものが見えてきた。 これからオレたちの行く先は…………。 こっから先は… また明日

 

【藤沢大会のバックステージコメント】

『さぁ、 こないだの続きでも話そうか。な?2011、 今言った2011年、 鈴木軍ができた年だ。俺と、TAKAみちのく、 そしてタイチ、あのランス・アーチャー。そうやって始まったんだ。 あれからずいぶん時間たったよな。みんな、それぞれがそれぞれ力をつけてな。
だから俺は海外へ行った。 海外に行って、 まだ見ぬ、 まだ見たことのない、触れたこともない、 どこの誰も知らないようなヤツらと、 50回闘ってきた。 わかったことが山ほどある。 感じたものも山ほどある。 そこで、 完全に見えてきたんだ。俺たちのこれからが。 俺たちの目指すところ、 俺たちの向かうところ。俺たちがぶちのめすところ。 それが見えてきた。 すごく気になるだろ? また明日。ハハハ・・・・・・

引用:新日本プロレス

 

鈴木みのるが言う海外に行って見えてきたものとは一体なんなのでしょう。

海外で様々なレスラーと闘い、鈴木軍入りを熱望する猛者を見つけたということなのか?

それとも、今後は海外を主戦場として闘うということなのか?

 

実は2011年に優勝した際、バックステージで記者とこんなやり取りがありました。

ーーIWGPとGHC、2冠のタッグを獲ってるチームに勝ったが?

鈴木 『じゃあくれよ。 2つともくれ。 アレ、 俺んだから。両方とも』

ーー挑戦するっていう感覚ではありませんか?

鈴木 『はぁ?なんで?なんで挑戦しなきゃいけねぇんだ?なにに挑戦するんだ?負け方習いに行くのか?オイどっちが強いか、いま出ただろ? リーグ戦でいつも思うんだ。「買ったら次はタイトルですか?」、オイ! 予選会か?!って。いつも言ってんじゃん?予選会なら予選会って書けよ。毎回タイトルマッチの前に予選やってみろオマエら。違うだろ、 俺達はチャンピオンなんだよ。 違う?違うの?だから“挑戦”って言葉、 おかしくない?』

(中略)

一次はタイトルを懸けてやらせてほしいっていうことですが?

鈴木『お願いされた? オマエ達がそんなに俺達に挑戦したいんだったら、 考えてやるよ。 あくまでも“考えてやる”だけどな。ただ俺には用事がある。 オマエらの持ってるソレは俺んだから早く返せ』

引用:新日本プロレス

 

今年のWTLにはIWGPタッグ王者もNJPW STRONGタッグ王者も出場していませんが、鈴木みのるとランスの実力ならどのベルトでも奪取することは可能でしょう。

鈴木みのるとランスなら、国内外問わずどの団体でもタッグ選手権をしに来て欲しいと思うかもしれません。

 

バックステージで『俺』ではなく、『俺たち』と表現した鈴木みのる。

あくまで個人ではなく鈴木軍として狙うものご見えてきたということでしょう。

鈴木みのるが鈴木軍として新たに目指すものは一体なんなのか…

今夜のバックステージのコメントも要注目です。