ザック・セイバーJr.が鈴木軍解散で語ったタイチへの本音

ザック・セイバーJr.【撮影:koba】
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木軍解散で幕を閉じた12・23後楽園ホール大会。

11年間、プロレス界で影響を与え続けたヒールユニットはその歴史に終止符を打ちました。

 

メンバーそれぞれがリングの上とバックステージで想いを語りましたが、中でも熱いメッセージを語ったのはザック・セイバーJr.です。

プロレスリング・ノア時代は敵だった鈴木軍。

2017年3月に新日本のリングで柴田勝頼のRPWブリティッシュヘビー級のベルトにリマッチしたザックは、鈴木軍の介入により勝利。

この日からザックは鈴木軍の一員となり、約6年間苦楽を共にしてきました。

 

特にコロナ禍以降も日本に残り、最も愛される外国人レスラーの1人となったザック。

2021年にはタイチと共にプロレス大賞の最優秀賞タッグチーム賞を受賞しています。

そのザックが語ったパートナーであるタイチへの感謝は、涙無くして読むことはできませんでした。

『今日はスズキグンの解散だけではなく、 デンジャラステッカーズ解散の日でもある。 タイチは誰にとっても最高のタッグパートナーだ。

タイチはいつも自分が俺の足手まといになってるなんて言ってたけど、違うよ。俺がタイチにとって足手まといになってたんだ。
俺はデンジャラステッカーズとしてどうしても証明したいことがあった。 それはファンのためではなく、タイチのため……。タイチが世界の最高のレスラーの1人であるということだ

特に今年はKOPWを通してタイチの凄さがよくあらわれていた。 タイチ、 お前は俺のようにIWGPのシングルに挑戦するべきだよ。 それぞれ別に、でも一緒に。タイチ、サンキュー。 アリガトウ。 デンジャラステッカーズ、サンキュー。 スズキ・ミノル 俺をスズキグンに入れてくれてありがとう。 それからほかのメンバーみんなも、アリガトウ』

引用:新日本プロレス

 

『俺がタイチにとって足手まといになってたん
だ』と語ったザック。

コロナ禍の状況で異国の地で闘い続けることは、想像する以上に大変だったことでしょう。

その中でも日本で闘い続け、タイチと共にIWGPタッグのベルトとプロレス大賞を戴冠。

公私共にタイチに支えられていたのでしょう。

ザックがいたから戴冠できた名誉ですが、タイチがパートナーだから戴冠できた名誉でもあります。

 

鈴木軍を家族と語り、感傷に浸ったザック。

鈴木軍で多くのモノを得てきたザック、6年間新日本にてまだ戴冠できていないシングルのベルトに挑みます。

相手は凱旋帰国し今最も勢いのある成田蓮。

自分のため、そして鈴木軍に恩返しするためにも、1・4東京ドーム大会でNJPW WORLD認定TV王座の初代王者戴冠を狙います。

そしてその先には、最高のパートナーと再び再結成する日が訪れるかもしれません。

12・23後楽園ホール観戦写真