昨年のスターダムの観客動員数が業界2位に躍進

中野たむ、上谷沙弥、岩谷麻優、スターライト・キッド【撮影:koba】
国内プロレスニュース




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パンデミック終息イヤーとはなりませんでしたが、コロナ禍以降どの団体も観客動員数を増やしています。

スポーツメディアで報道された内容では、スターダムの年間観客動員が8万4060人(114大会)で、2021年の4万7405人(101大会)を大幅に上回ったとのこと。

この数字はスターダムの過去最多動員となりました。

この結果、男女合わせた国内プロレス団体の中でも2位の動員数という快挙を達成。

ブジロードグループである新日本プロレスとスターダムが1、2フィニッシュとなった2022年でした。

 

スターダムが男女合わせて2位の年間動員数を記録

 

このメディアの報道より、より詳しく「プロレス統計」さんで観客動員数を紹介しています。

過去10年間の動員ランクTOP10をまとめた内容です。

2012年から2022年まで新日本プロレスが1位を継続、2021年までずっと2位だったドラゴンゲートが3位になり、スターダムが初の2位に躍進しました。

 

22年のドラゴンゲートの動員数は前年対比で約127%伸びておりますが、それ以上にスターダムが動員数を爆発的に増やしているのが分かります。

22年のスターダムは前年対比で約160%伸びており、なんとコロナ禍前の19年対比でも230%という数字を記録。

プロレス統計さんの統計上では、コロナ前の19年から唯一動員が増加している団体となりました

ブジロード傘下に入ったことが大きな要因ですが、攻め続け話題を切らさない企業努力の賜物とも言えるでしょう。

魅力的な選手がたくさん揃っているのも理由の一つです。

 

新日本プロレスの動員は回復しているのか?

 

一方で動員数1位の新日本も、前年比118%と回復傾向にあります。

それでも最盛期に比べると約半分。

過去4年の動員数を比べるとご覧の通りです。

2019年2020年2021年2022年
416,650223,367183,533217,099

※過去10年間のデータは「プロレス統計」さんの記事でご確認ください

 

新日本プロレスの売り上げシェアの1位は興行収入であり、19年対比でいうと22年の動員数はやっと半分まで回復。

この数字だけ見ても新日本の売り上げがどれだけ減少しているか想像できるでしょう。

 

昨年の年間動員数はコロナ元年の20年の動員数に届いていませんが、20年の東京ドーム大会はコロナの影響がなかったので2日間合わせて約7万人の動員を記録しています。

1月の東京ドーム大会の動員を比べると、23年のイッテンヨンは大幅に動員が回復しているというのが分かるでしょう。

2020年2021年2022年2023年
70,07120,49018,44626,085

※20〜22は年は2日間合算の数字

 

23年と東京ドーム大会からは観客席を間引かない状態での“声援あり”が解禁となりました。

施設により声援あり・なりが変わると思いますが、今年は“声援あり”興行がベースとなるでしょう。

 

一方で、過去2年間、毎週末配信していたNJPW STRONGは『量から質』に再構築すると宣言されました。

恐らく、日本人レスラーの海外興行参戦が増え、海外ビッグマッチは増えることでしょう。

海外の観客動員数が国内の動員を補えるようになることを期待しています。

 

旗揚げ51周年という新たな1年は、完全に“攻める”新日本が見れると思います。

どんな闘いが繰り広げられるのか、新たなスターが生まれるのか、どんなサプライズが待っているのか…