『世界一危険なドリームマッチ』と謳われたウィル・オスプレイとケニー・オメガの一戦。
試合時間も「WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム」大会で最も長い34分38秒。
会場では何度も悲鳴にも似た声が上がり、感情を揺さぶる試合が展開されました。
🔥東京ドーム大会 WRESTLE KINGDOM 17🔥
ダブルメインイベントⅠ USヘビー級選手権試合🇺🇸@KennyOmegamanX is Back👉💥
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その謳い文句以上の激闘を繰り広げた一戦は、AEWのケニーがオスプレイからUSヘビーのベルトを奪う結果となりました。
コロナ禍で声援のない中、母国も日本を往復し闘い続けたオスプレイ。
そのオスプレイにとって4年振りに新日マットに帰ってきたケニーにベルトを奪われるという結果は、非常に残酷な結末だったと思います。
試合後バックステージでは、これ以上どんな犠牲を払えばいいのかと苦しい胸の内を曝け出しました。
『子供のころから、レスリングを始めた時からずっと言われてきたことがある。 それは、「最強のプロレスラーになるには犠牲が必要』」「犠牲を払わなければこの世界で成功できない」ということ。 だけど犠牲はもう十分払ってきた。 今は違った状況になっている。 それでもまだ犠牲って………..。 ずっと闘い続けて手錠をはめられたようなこの3年間、苦しい苦しい状況の中で闘ってきた。 おもりを腰につけられて海に沈められ、 ずっと何も物音が聞こえない深い深い海の底で酸素を求めているような状態で苦しんできたこの3年間。 その中でベストを尽くしてきた。犠 牲は常に払ってきたつもりだ。 そして今ここにきてようやくそんな状況から抜け出し、 リアルワールド、 本当の世界で闘えるはずだった。 仲間も得て、 そして俺たちはチーム とともに幸せを感じていた。 このままいくと思ったのに、まだこれ以上の犠牲を払うなんて・・・・・・。 何をすればいいのか、もうわからない。 もうこれ以上の犠牲を払うなんて、まっぴら御免だ。 まださらに犠牲を払えだと・・・・・』引用:新日本プロレス |
オスプレイ『あと1年だけだ』
海外メディアのインタビューで、2019年に新日本と5年契約を結んだと語ったオスプレイ。
この発言を額面通り受け取れば、新日本とオスプレイの契約は来年1月に切れることになります。
これから新たな契約に向け交渉が行われると思いますが、オスプレイの口から『あと1年だけだ』と意味深な発言が飛び出しました。
『あと1年だけ、この犠牲を払うという状況に身を置こう。 あと1年だけだ。 1年だけだぞ。そこから先はどこに行こうが何をしようが、 俺の勝手だ……』 引用:新日本プロレス |
勝つことがあれば、当然負けることもありますが、今一番負けたくない相手に敗北したショックは大きかったことでしょう。
海外メディアのインタビュー通りなら、あと1年で契約が切れます。
その1年間だけ犠牲を払うという意味なのでしょうか。
オカダカズチカがイギリスから連れてきた青年は、瞬く間に日本のファンの心を掴み、今では世界のトッププレイヤーの仲間入りを果たしたと言っても過言ではありません。
ケニーとの一戦の前は『心は新日本にある』と語ったオスプレイ。
確かに残酷な結果となってしまいましたが、多くのファンがオスプレイに感謝し、これからもずっと新日本にいて欲しいと思っているはずです。
オスプレイでなければ、4年振りにケニーが新日本に帰ってくることもなかったでしょう。
残り1年間犠牲を払ったあと、オスプレイがどんな選択をするのか…
願わくば新日本と新たな契約を結んでくれる事を切に祈ります。