タイチx木谷オーナーの対談で明らかになったG1クライマックスの新たな構想

タイチ【撮影:koba】
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別配信として組まれた、新日本プロレスの木谷オーナーとタイチとのコラボ対談。

タイチのYouTubeチャンネルで、2人の対談のライブ配信が組まれました。

どんな話しに広がるか想像できませんでしたが、特別対談は予想外な話題に広がることになります。

 

タイチx木谷オーナーの対談で明らかになったG1クライマックスの新たな構想

 

冒頭、Just 5 GuysへのSANADA加入の件に言及し、目指すは東京ドーム大会のメインイベントでのSANADAとの対戦を夢見ていると語ったタイチ。

そのタイチの構想に興行動員的に弱いと否定した木谷オーナーでしたが、G1クライマックスを優勝したら文句はないだろうとタイチが豪語しました。

しかし、このタイチの発言に待ったをかけた木谷オーナーから、今年のG1クライマックスのシステムが従来から変わる可能性と、絶賛議論中であることを明らかにしています。

 

木谷『今までそうだったけど、今年はG1優勝しても東京ドームのメインとは限らないですよ

タイチ『あれ?システム変わるんですか?遂に』

木谷『可能性はあると思うよ。分かんないですよ。どうなるかそこはまだ決まってないんじゃないですか』

タイチ『じゃあこれ何かある感じですね』

木谷『去年ひと波乱あったじゃないですか?今年どうなるかなぁって言ったら両方の可能性あるから、まだ分かんないですよ。G1の形式もまだ決めてる最中。去年4ブロックだったじゃないですか。まあアレはアレで面白かったと思うんですけど、今年もその可能性はあると』

タイチ『おっ!4ブロック』

木谷『僕思うんですけど、G1の後半の方に入ってくるとこれはどう見ても、結果的に消化試合になってるなぁっていうのがかなりあるんですよね。だからそれをねぇ、そう思わせない、それを見てても。ホントはシングルって凄く緊迫感があって、緊張感も伝わってくるという。それをどこまで可能な限りキープするべきだと思うんですよね』

タイチ『まぁ、難しいですよね。後半になったらどっちかってなったら、どっちもないなって対戦が増えちゃうんですよね』

木谷『今いろんな話し議論しているんですけど。例えば、極端な話しですよ。8ブロック作って、ワールドカップ形式で4人しかいなくって、1位と2位が決勝に行けるってなったら、最後まで分かんないですよ

タイチ『でもそうなったら、3月のトーナメント薄れてくるじゃないですか』

木谷『そう、そう、そう。そういう要望も出てくるんですよ。だからね、そこをどうするのが一番よいのか。だから凄い今議論してますよ』

タイチ『そうなんだ。例えば相撲だったら、後半に勝ち星で番付上がるか下がるか残ってるから、また盛り上がるっていうね。7勝8敗とか。番付は我々にはないんで』

木谷『前年実績っていうのはあんまり関係ないじゃないですか。上の方も関係ないし、下の方も関係ないし。例えば前年が本当に負け越してね、リーグ戦かなり負け越してるのに翌年また参加しているとかあるじゃないですか。参加しても僕は構わないと思うんですけども、Jリーグじゃないけど入れ替え戦みたいなものもあってもいいと思う。だから前年の成績が悪かった人同士、ちょっとどっちか決定戦で(G1本戦に)出るとかね

タイチ『先にやるってことですか?(G1)開催前に?』

木谷『そうすると4月シリーズや5月シリーズでそのカードを作れば、それはそれでひとつ緊張感のあるカードを作れる。あと外の団体、全日さんとかNOAHさんで活躍している人いるじゃないですか?小島さんとか、永田さんとかね。でももうG1には出てないだっていって。例えば外でビッグタイトル取った人はその翌年のG1には、僕は出てもいいんじゃないかなって思うんですよね』

タイチ『いいですね。G1予選会で』

木谷『またそういうこと言うと、そういう意図で言ったんじゃないよ。そういうこと言うと現場がやりづらくなるから。フロントと現場がやりづらくなるから。あとは、本当はアレですよね、実力プラス人気で、昔のアメリカ雑誌とかってレーティングを毎月発表してくれてたじゃないですか。あういうのをねえ、日本のメディアも新日ファン的には勝手なって思うかもしれないけど、そういうものもあってもいいんじゃないかと

タイチ『最下位だったやつは出られないとか。内藤がだいぶ前に発言してたような気がするんですけど…なんか考えた方がいいんじゃないかって。最後の方、どっちもどっちじゃんって増えちゃった時の処置として』

木谷『出てもいいと思うんだけど、決定戦をやるとかね。そういうことやって、(G1に)出た方が説得力あるんじゃないかな

引用:聖帝タイチのゲーム実況チャンネル

 

新日本の中で予選会があってもいいんじゃなきかというタイチの意見に、賛同した木谷オーナー。

さらには、ファン投票で初出場を募集するのもアリという発言も飛び出しました。

一方で、G1第一回大会みたいに人数絞るのも、緊張感が出て面白いのではないかと様々な発言を口にしています。

 

昨年、4ブロック制で過去最高となる28選手出場したG1クライマックス。

好評だったと評価しながらも、議論の真っ最中ということは、G1のシステムが根本的に変わる可能性があります。

様々な選手にスポットが当たる可能性を考えると、G1予選会はかなり面白い興行になるのではと感じました。

 

昨年は6月の大阪城ホール大会「ドミニオン」で出場選手が発表になったG1クライマックス。

もし、今年システムが変わったり予選会が開催されるなら、出場選手発表や概要発表が早まるかもしれません。

ビッグマッチで発表するなら、5月の「レスリングどんたく」か、もしくは4月の「サクラジェネシス」か。

いずれにしても、今年のG1は大きな変革がある大会になるかもしれません。