ELPを追放したデビッド・フィンレーがジェイ・ホワイトに警告メッセージ

デビッド・フィンレー、ジェイ・ホワイト【撮影:koba】
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ビッド・フィンレーとエル・ファンタズモの内輪揉めが続いていたバレットクラブですが、両国国技館大会で驚く展開となりました。

タマ・トンガへの暴行を止めないフィンレーを、ファンタズモが止めようとするも乱闘に発展。

この2人の乱闘騒動を止めに入ったKENTAですが、ファンタズモを裏切りgo 2 sleepを敢行。

羽交締めからフィンレーがベルトで殴打しようとするも、今度は石森太二が救出しに登場。

最初こそフィンレーを止める素振りを見せましたが、救出行動はフェイクで、羽交締めのファンタズモの急所を蹴り上げる。

結果、フィンレーのベルトアタックを受けたファンタズモは、バレットクラブ追放となりました。

 

バックステージでKENTAや石森を引き連れて登場したフィンレーは、バレットクラブのメンバーの選別について語りました。

『エル・ファンタズモよ。 俺はリーダーに見えるか?(KENTAらに視線を移して)コイツらは俺についてきてくれた。俺の哲学を理解している。 俺のキラー (素晴らしい)な本能を理解している。 今一度、この俺がBULLET CLUBの前リーダー (ジェイ・ホワイト) をどんな目に遭わせたのかおさらいしよう。 このシレイリを使って、アイツの頭蓋骨を割ってやって、 2カ月は人前に出れなくしてやった。何千マイルも離れた場所にいながら、 アイツは未だにCLUBのロゴや名前を使ってやがる!だから会社から追放されたんだ!ELP、オマエは口が達者過ぎたようだ。リーダーについて語り過ぎた。

問題だったのはリーダーではない。 メンバー
だ。だから俺がそのメンバーを選別した。 俺はやると思ったことはやる。 KENTAもキラー(素晴らしいヤツ)だ。石森もキラー(素晴らしいヤツ)だ。 俺たちは皆、 キラー(素晴らしいヤツ)だ。 フィラー (中身がないヤツ)ではない』

引用:新日本プロレス

 

バックステージで明言はなかったものの、実質バレットクラブの新リーダーはデビッド・フィンレーでしょう。

数日前、ファンタズモがKENTAと石森の3人で共同リーダーを提案したものの、2人はファンタズモも裏切りフィンレー派となりました。

バレットクラブに必要なのは、複数人によるリーダーではなく、圧倒的なカリスマ性を持つ単独リーダーだと理解しているのだと思います。

 

NEW JAPAN CUPでSANADAに敗北しTwitterアカウントを停止させていたフィンレーですが、再びアカウントを復活させ、全てのバレットクラブメンバーに警告メッセージを送りました。(停止していたアカウントは30日以内なら復活可)

『新日本、ニュージーランド、AEWでバレットクラブのギアを着ようが、そんなことはどうでもいい。

俺の許可を得ていないのなら、ただのコスプレイヤーだ

俺はこのクラブを必要な場所に引っ張り上げるためにここにいるんだ。

さらなる変化を期待していろ

 

今後はバレットクラブのギア(コスチューム)を着るには俺の許可を得ろと全メンバーに宣告したフィンレー。

このメッセージはハウス・オブ・トーチャー、ファレ道場のバッドラック・ファレ、AEWに拠点を移したジェイ・ホワイトやジュース・ロビンソンら全員に向けたメッセージなのでしょう。

バレットクラブを名乗り、バレットクラブのギアを着るなら自分に従えという強烈なメッセージ。

恐らく、ファレやチェーズ・オーエンズはフィンレーに従うことでしょう。

ハウス・オブ・トーチャーがどう出るかは分かりませんが、以前ジェイと揉めていたことを考えると、G1クライマックスシリーズ辺りで同じことが起こると思われます。

 

一方で、ジェイとジュースがフィンレーに従うとは思えません。

ましてや、当分日本に戻って来るとは思えず、今後もジェイはBullet Club Black ‘n Gold(略してBCBG)を名乗り続けることでしょう。

相容れない両者が再び顔を合わすとすれば、6月に行われる「Forbidden Door」(禁断の扉)が最初になると思われます。

フィンレーの言う更なる変化とは何なのか。

バレットクラブ生誕の地である「レスリングどんたく」で再び事件が起きるのか…

今後も「選別」とジェイを巡るストーリーは続くものと思われます。