棚橋弘至が元付け人の辻陽太の凱旋帰国の行動に“ショック”を受けたと語る

棚橋弘至、辻陽太【撮影:koba】
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・もりのみやキューズモールBASEにて行われた、「DOMINION 6.4 in OSAKA-JO HALL」での公開調印式。

IWGP世界ヘビー級選手権でベルトを争うSANADAと辻陽太が、互いに意気込みを語りました。

 

会見終了直後、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーが全員登場。

内藤哲也は福岡大会でロスインゴポーズを行ったことに言及すると、辻はロスインゴ入りを表明。

本日の大阪城ホール前に辻のロスインゴ電撃加入が決定しました。

 

このロスインゴ入りにイギリスで同じザ・リージョンのメンバーだったギデオン:グレイとグレート・オーカーンは激怒。

現時点で辻のユナイテッド・エンパイア入りはなくなりました。

 

オーカーン以上に複雑な気持ちで見ていたのは、同じ会場でトークイベントを行っていた棚橋弘至ではないでしょうか。

辻はヤングライオン時代、棚橋の付け人を務め、棚橋のお陰でプロレスラーになれたことを公言しています。

棚橋を越えるレスラーを目指した結果、凱旋帰国でロスインゴ入りと言う決断。

実は、数週間前に配信された「棚橋弘至のPodcastOff!」で辻の凱旋帰国に言及していました。

真下『最後に“あの方”が帰ってきましたね。

棚橋『帰ってきました。辻陽太が

真下『辻陽太ですよ』

棚橋『あのタイミングで出てくるんだと、なかなか怖いもの知らずだなと

真下『でも最近なかったですよね。あういう、あんまないですよね』

棚橋『ただ、シリーズ中に鷹の何か、誰か来る感じの』

真下『怪獣が来襲みたいな』

棚橋『鷹の目がキラって光って。あれが陽太だったんですよね?』

真下『そうですね。あれもいろんな憶測をね、みなさん呼んでましたけど、辻くんかっていうね。これはレインメーカーショック以来ぐらいの…』

棚橋『まぁレインメーカーショックもね、2012年だからあれから11年!やっぱ10年周期で何たらショックは起こった方がいいんですよ

真下『何たらショック(笑)確かにね。今、辻選手のキャッチフレーズがなんだか分からないですけど、現時点で。まあちょっとそういう新しさを感じましたよね』

棚橋『当時のシチュエーション振り返ると、V11やって、オカダ凱旋はしたんだけど、YOSHI-HASHIとの試合があまりスイングせず、期待感が上がらないままというか、来てたところで僕から一発で取ったから。そこから一気にね、新日本プロレスどうなっていくんだって、注目度も観客動員もそっから伸びてったって歴史もあるから』

真下『あれはやっぱり語り草ですよね』

棚橋『シチュエーションは違えど、このコロナ禍明けて、またもう一回みんなで頑張って行こうぜっていう時のショックは、いいショックかもしれないんですよ。僕にとってはね、超ショック(笑)

真下『このショックはねぇ、期待できますよ』

棚橋『その翌日かに(CMLLに)帰って、もうアレナメヒコで試合してるんですよ』

真下『そして、その一発目がドミニオンと…』

棚橋『いやーめちゃくちゃプレッシャーあると思うんですけど、会社判断じゃないですか。会社判断というか、できないと判断した選手にメインを任せないんですよ。ていうことはCMLLからYOTA TSUJIが凄いとか、向こうでの闘いをしっかり見て、これだったら行けるっていう、ある程度の確証が多分あるんですよ』

真下『この選手は任せられると』

棚橋『そう!そうなると、あの登場だけでは辻の期待感は上がりきってないじゃないですか。SANADAもようやくチャンピオン取って、初防衛果たしてってタイミングなんで。これはSANADAが硬いぞって見方がされるところが、11年前の、11年前の…』

引用:「棚橋弘至のPodcastOff!」

 

11年前、凱旋帰国したばかりのオカダカズチカに敗れIWGPヘビー級王座を明け渡した棚橋弘至。

当時をリアルタイムで見ていなくとも、“レインメーカーショック”という言葉を知らないファンは少ないでしょう。

本日の大阪城ホール大会で、辻は令和の“◯◯◯ショック”を起こせるかどうか。

棚橋が11年振りにショックを味わう日になるかもしれません。