NEW JAPAN CUP(以下NJC)2大会目のメインイベントは、バレットクラブのリーダー対無差別級を宣言したTJPという注目のカードになりました。
ヘビー級対策に向け少し体の厚みを増したTJPに対して、デビッド・フィンレーも明らかに一回り体が大きくなっています。
案の定、トーナメント1回戦とは思えない大熱戦を繰り広げることになりました。
TJP、怒涛の猛攻を退けたフィンレーが、貫禄の『NEW JAPAN CUP』1回戦突破!
内藤とネメス、“二つのベルト”の総獲りを宣言!!オーカーンはタンガに敗戦!オーエンズが石井を撃破!
3.7後楽園大会結果
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NJCの初戦を突破したフィンレーは、トーナメントの優勝と内藤哲也のIWGP世界ヘビー級王座奪取を宣言。
さらに、ニック・ネメスの持つIWGPグローバルヘビー級王座を奪還し、二冠王者になると豪語しました。
フィンレー『さっきリングでも言ったこと、聞いていただろう?ここ数日、ニック・ネメスに対する報復を言してきた。その通りなんだが、昨日の夜、ビールを飲みながら思ったんだ。何をしたら皆をもっと苛立たせることが出来るかって。そしてみんなの大好きなレスラー、ナイトウの膝を砕き潰すことを思いついた。そして、その後、ネメスと対戦する。 だから、俺はNEW JAPAN CUPを制覇し、SAKURA GENESISでナイトウを打ちのめし、世界ヘビー級王者となり、ニック・ネメスからグローバル王座を奪還して、2冠を果たす。お前たち虫けら達に俺を止めることはできない』 引用:新日本プロレス |
物騒な発言も飛び出したフィンレーの次戦の相手は、元バレットクラブのタンガ・ロアになりました。
新技「ザ・サクリファイス」でグレート・オーカーンを破っているだけに、2回戦も激しい試合となりそうです。
一方、敗れたTJPはバックステージでフィンレーのリベンジを誓い、意味深な発言を口にしました。
TJP『フィンレー、お前は夢を叶えるかもしれない。王座を奪還したり、新たに獲るかもしれない。そしてその途中でまた戦うことになるだろう。何故なら、俺たちEMPIREが歩みを止めることはないからだ。そして昔からの知人と…何か一緒に始めるかもしれない。 だから「SAKURA GENESIS」では、改めて冠を掲げ、UNITED EMPIREの存在価値を定め直す。もしかしたら、Catch 2/2がその要になるかもしれない。だからアキラ、約束したように俺は両立する。お前のもとを去ることは決してしない。SUPER Jr.G1、ヘビー級、TAG LEAGUE、いずれも可能性がある、関係ない。UNITED EMPIREはこれからもリーダーとして進み続ける!』 引用:新日本プロレス |
バックステージで『昔からの知人と何か一緒に始めるかもしれない』と語ったTJP。
昔からの知人とは誰なのか?
そして何を始めようとしているのか?
この発言の直後、『だから「SAKURA GENESIS」では、改めて冠を掲げ、UNITED EMPIREの存在価値を定め直す』とも発言しています。
つまり、昔からの知人と始めることは、ユナイテッド・エンパイアの存在価値を定め直すことに繋がる何かということです。
もしかしたら、ウィル・オスプレイが抜けた穴埋めをし、再度存在価値を高めるため、TJPがエンパイアに“昔からの知人”を連れてくるという意味ではないでしょうか。
TJPは様々な団体を渡り歩いてきたキャリアがあり、昔からの知人を特定することはこんなんです。
強いて言えば、“昔から”というTJPと同じくらいのキャリアを積んだレスラーということでしょう。
「もしかしたら、Catch 2/2がその要になるかもしれない」とも語っており、昔からの知人と3人で何かを狙う可能性もあるでしょう。
オカダカズチカがAEWと正式契約を交わした今、NEVER無差別級6人タッグ王座は空位となるはずです。
果たして、TJPは何を計画しているのか…
いずれにしても、2024年のエンパイアから目を離してはいけないということでしょう。