G1クライマックスから4週間振りに再開した新日本プロレスの国内新シリーズ「Road toDESTRUCTION」。
昨年からG1優勝者に与えられる挑戦権利証はなくなりましたが、内藤哲也は手書きの権利証を持参し披露しました。
神戸大会でスペシャルシングルマッチを闘うジェフ・コブにこの手書きの権利証を掛けて闘いたいと主張しましたが、丸めて捨てられる羽目に。
手書きのオフィシャルではない権利証ですが、内藤だけは本気だったようです。
今のままではなんのリスクもないコブとの一戦に、特別な一戦だという意味を持たせたかったのでしょう。
常にファン目線の内藤だからこその発想なんだと思います。
そんな内藤がプロレスを見るキッカケとなったのは、子供の頃父親である賢一の膝の上で一緒に見始めたことがキッカケだったそうです。
プロレスファンの賢一さんの影響でプロレスファンに目覚めた内藤少年。
前日、VTRながら「新日ちゃんぴおん!」サプライズ登場した賢一さんは、内藤からプロレスラーになりたいと相談されたエピソードを話してくれました。
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ーーいつ頃、プロレスラー目指すと聞いたんですか? 父『高3の時ですね。アニマル浜口ジムへ。それも知らなかったです。あんまり本人ベラベラ言うタイプじゃないんで。本人から「話がある」って言われて。話って何って言って、デニーズで話し合った。伝票は私が払いましたよ(笑) その時からデニーズでしたよ、彼は。で「笑わないでね」って「プロレスラーになりたいんだ」って。身体は大きくなりましたけど、本当に痩せてましたから。 なれるとホント思ってなかったですから。ただ「応援するからね」と言いました』 引用:「新日ちゃんぴおん!」 |
自分の将来を父親に相談するなど誰でもできるわけではないでしょう。
しかも『笑わないでね』なんてピュアなセリフを言えるということは、それだけ賢一さん内藤に対し愛情もって育てた結果であり、それだけの関係性を時間を掛けて築いた証でもあります。
息子の赤裸々に語った将来の夢を、『応援するからね』と肯定した姿勢も目頭が熱くなるエピソードでした。
常にファン目線だから自分で書いた挑戦権利証。
これが新日本に受理されるかどうか分かりませんが、内藤のファンを楽しませたいというピュアな気持ちが報われることに期待したいと思います。