『この新日本プロレスが大好きだった』と内藤哲也が新日愛を過去形で語る

内藤哲也【撮影:Koba】
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のビッグマッチ10・9両国国技館大会に向けて行われた記者会見で発表となった、SANADAとEVILの勝者がG1クライマックスを制した内藤哲也とIWGP世界ヘビーの防衛戦を行うという決定事項。

SANADAとEVILにタイトルマッチを闘う意気込みを聞く流れの中で発表されたこともあり、巷では“シレッと”発表と言われています。

 

神戸大会でG1の公式戦で負けたジェフ・コブとのスペシャルシングルマッチが組まれている内藤は、再三東京ドームでIWGP戦を闘う権利を賭けるべき試合にして欲しいと主張。

新日本からの正式発表が何もない状況でお手製の権利証を作りましたが、結果その主張は受理されることはありませんでした。

それどころか何もなかったかのように、スルーという表現が正しいのかもしれません。

 

当然この“シレッと”発表に憤慨した内藤は、翌日に行われた山口大会のバックステージで辛辣なコメントを残しています。

内藤『昨日の新日本プロレスの発表見た? 俺、2024年1月4日、東京ドーム大会のメインイベントでIWGP世界ヘビー級王座に挑戦することが決定したんだってさ。

俺が憧れを抱き、入門して、そしてデビューした新日本プロレス。俺は誰よりも、この新日本プロレスへのこだわりが強いと思っていたし、そして誰よりも、この新日本プロレスが大好きだった

でも、さすがに昨日の発表を見てあきれてしまったし、新日本プロレスには心底ガッカリしたよ。東京ドームのメインイベントに戻れてたしかにうれしい。

でもこれって、本当にこのタイミングで発表しなきゃいけないことだったの?『G1 CLIMAX』の優勝会見のとき、もしくは日曜日に神戸ワールド記念ホール大会で行われるジェフ・コブvs内藤哲地戦のあとじゃダメだったの?

なぜ、このタイミング? 俺は神戸ワールド記念ホール大会にて行われるジェフ・コブとのシングルマッチで、たとえ1分で負けても、30秒で負けても、なんなら5秒で負けても、2024年1月4日、東京ドーム大会のメインイベントでIWGP世界ヘビー級王座に挑戦できるんでしょ? こんな、なんのリスクもないシングルマッチ……』

引用:新日本プロレス

 

新日本プロレスへの愛が強い内藤だからこそ、今回の発表と発表のタイミングに心底ガッカリしたと語りました。

なにより驚いたのが『誰よりも、この新日本プロレスが大好きだった』と“だった”という過去形の表現をしたことです。

この過去形表現は言葉の綾なのか、それとも新日愛は過去のことなのか分かりませんが、この内藤の言葉を見てショックを隠しきれないファンも多かったと思います。

 

納得がいかない内藤は、翌日の島根大会のバックステージでも辛辣なコメントを残しています。

内藤『それにしても、相変わらず腹立たしいな。なにがって? もちろん、俺が“2024年1月4日、東京ドーム大会のメインイベントで行われるIWGP世界ヘビー級王座戦の挑戦者”だと新日本プロレスが勝手に発表したことにだよ。

誰だよ、あんなしょうもない発表にゴーサインを出したのは。昨日も言ったけどさ、俺のこと(9.24)神戸ワールド記念ホール大会を楽しみにしてくれているお客様のこと、そして何よりジェフ・コブのことをバカにし過ぎだよ。

だって、神戸ワールド記念ホール大会がどんな結果になろうと、俺の“2024年1月4日、東京ドーム大会のメインイベント出場”は確定なんでしょ? そう新日本プロレスが発表したんでしょ? あきれるにもほどがあるぜ……。

(中略)

昨日も言ったけど、なんのリスクもないジェフ・コブと内藤哲によるシングルマッチのどこが楽しいの? 誰がこの一戦の勝敗に興味を持つんだよ……カブロン!

引用:新日本プロレス

 

ジェフ・コブとの一戦が行われる神戸大会まであと2日。

今夜は最後の前哨戦とのる愛媛大会を控えていますが、引き続き内藤は納得いなかい心情を吐露するでしょう。

『大好きだった』が『今は大嫌い』にならない内に、新日本が内藤のケアをしてくれることを期待しています。