ジェフ・コブがAEWには行かず新日本プロレスに居続ける理由を語る

ジェフ・コブ【撮影:Koba】
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NJPW WORLD認定TV選手権でザック・セイバーJr.に勝利したジェフ・コブは、約5年振りに新日本プロレスのシングルのベルトを戴冠することができました。

バックステージではユナイテッド・エンパイアのメンバーの名前を口にすると、改めてユニットのキャプテンには興味がなく、ベルトを追い求めることを主張しました。

コブ『何よりもまず伝えたいのは、今この素晴らしい連合ユニットで一緒にいる奴ら、以前俺たちと一緒にいた奴ら、ウィル・オスプレイ、カイル(・フレッチャー)、マーク(・デイビス)、それにギデオン・グレイ』

オーカーン『(※英語で)もうすぐ来る』

コブ『そうだな。そして現在のメンバー、HENARE、TJPよ。これは誰かに対する当てつけではない。SNSやネットで皆が “ジェフ、なぜTJPがキャプテンなのか?” とか色々言われるんだが、一番大事なのは、彼がそれが一番良いと言ったということなんだ。俺たちは少し道に迷いはしたが、今は正しい道を進んでいる。言ったように、これはTJP、ウィル・オスプレイや、UNITED EMPIREを指揮したことのある誰かに対する当てつけではなく、大事なのは……すまない、鼻血が出てきた。大事なのは、俺に必要なのはキャプテンのCではなく、チャンピオンのCなんだ

引用:新日本プロレス

 

コブは来週末のカルフォルニア大会でTV王座への挑戦者を募集すると、“姉妹”団体から参戦する選手はビッグマッチだけではなく、シリーズの地方大会にも参加すべきだと新日愛を語りました。

コブ『ニュージャパンは5月11日、素晴らしい大会の予定がある。俺はニュージャパンプロレスリングの王者であり、米国民だ。ビザの制限を受けることなく出入りできる。だから、5月11日、俺にこてんぱんにやられに来ればいい。これはジェフ・コブからの公開招待だ!15分の名誉を受けに来い! 誰でも挑んでこい。

それに最近では“姉妹”団体、“パートナー”団体が日本以外の場所でタイトルマッチを組んでいる。俺はショータが嫌いだが、あいつの言っていることは的を得ているニュージャパンプロレスリングの王者であれば、ツアーに同行すべきだよな?

大きな大会だけでなく、小さな大会にも出場する。大切なお金を使ってニュージャパンプロレスリングを見に来てくれる地方の人々にも、姿を見せるんだ。来られないのは、アメリカの儲かる契約書にあぐらをかいているからだろう。お前ら皆、クソくらえ!

引用:新日本プロレス

 

そして、AEWには行かず新日本プロレスを選んだ理由について、『新日本を代表する道を選んだから』と語りました。

コブ『俺はAEWに行くこともできた。だが行かなかったのは、この団体を代表する道を選んだからだ

だから、ニュージャパンのモンスター、カイジュウモンスターの元へと誰か生贄を送り込みたいなら、そうすればいい。それを待つ間、(※ビールを取って)俺は素晴らしいスポンサーと共に祝うことにするよ。一つはアキラに。一つはグレート・オーカーンに。一口すするだけだ。(※ビールを掲げて)俺たちの前に倒れた、そして今も一緒にいる、全ての帝国のブラザーに捧げる。HENARE、早く戻ってこい。さみしいからな。カンパーイ』

引用:新日本プロレス

 

もう6年以上も新日本プロレスに参戦しているジェフ・コブ。

外国人レスラーがチャンピオンになるケースは度々ありますが、当然そのチャンスを得ない外国人レスラーも沢山います。

コブが道場育ちではないにしても、海外の団体から引く手数多の人気者が日本を選び続けてくれるのは嬉しい限りです。

コブに敗れたザックも然りですが、日本を愛し新日本に尽くしてくれる多くの外国人レスラーが、チャンスを手に入れられることを願います。

当分はTV王座のチャンピオンとして活躍してくれるでしょうか、いつかコブの腰にもIWGP世界ヘビー級王座が巻かれる日が来ることを願うばかりです。