あの日のあの瞬間を『近場のお客さんは悲鳴で、遠くのお客さんは笑っている』と当時を振り返ったYOSHI-HASHI。
“あの日”とは花道で転倒し負傷してしまった、2018年9月の神戸大会のことです。
既に見た方もいると思いますが、YOSHI-HASHI本人が当時を振り返ったインタビューが新日本プロレスのYouTubeチャンネルで公開されました。
今だから前向きに語れる“あの日”の出来事ですが、時折り口にする「地獄」や「最悪の場所」というフレーズを聞くと、当時はどん底まで落ちたんだろうなと想像ができます。
今回のインタビューですが、YOSHI-HASHIに少しでも思い入れがある方は、動画を見ながら自然と涙が溢れてしまうかもしれません。
公共の場で泣いてしまう可能性もあるでしょう。
そんな方のために、インタビューの一部を文字起こししました。
一度、活字で読んで気持ちを整えてから、誰もいない場所でインタビュー動画を見ることをお勧めします。
また今回のインタビューを知らなかった方も、今回の抜粋で興味を持ち動画を見るキッカケになれば幸いです。
9.29神戸でIWGP GLOBALヘビー級王座挑戦!
〜まさに物事が変わるのは、一瞬〜
あの衝撃から6年、
地獄を味わった地・神戸で
YOSHI-HASHIは白きベルトに挑む!📹インタビューをYouTubeにて公開中!https://t.co/zKMPEjWTis#njpw #njdest pic.twitter.com/1q68uijkZW
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 18, 2024
YOSHI-HASHI『神戸で転倒する前は、見てる人に認めてもらわないといけないって一心だった部分あるんすよ。 そういう部分が強くて、だから自分自身が凄くキツかったんですよね。 試合するのも「なんかちょっとキツいな」と思う時期もあったんですけど、僕よく考えてみたらこよ新日本プロレスっていうのに入門テスト3回受けてようやく入れて。ようやく自分の念願叶って入れたわけじゃないですか。レスラーになれなくて辞めてった人とか、怪我してダメになっちゃった人とか見てきて。 自分はもうこの舞台に立てているのに「何でこんな苦しい思いしてんだろう」って思ったんですよ。「折角やってんだから、楽しくやればいいじゃん」みたいに思えるようになったんですよ。それですごい吹っ切れて、他の人がどう思おうが別に関係ないなと思って。 日常やっぱりキツいことあるじゃないですか。それを忘れに来る希望のような眼差しで見えたんですね(負傷中にバンドのライブを観に行って)。そのファンの方達が。そういうモノを与えられたらいいなっていう風に思いましたね』 引用:新日本プロレス公式YouTubeチャンネル |
あの時の後悔を何度も何度も考え、やっと結果は変わらないということに気付けて、応援してくれるファンの方々に一緒に壁を越えて貰えたらいいなと語ったYOSHI-HASHI。
今でも最悪の場所と語った神戸ワールド記念ホールを、最高の場所に変えられるよう、YOSHI-HASHIはIWGP GLOBALヘビー級王座に挑みます。