エル・デスペラードが目の手術以外に語ったもう一つの怪我

エル・デスペラード【撮影:Koba】
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高橋ヒロムが指名する形で決定したエル・デスペラードとのタイトルマッチ。

IWGPジュニアの最多防衛記録更新を狙うヒロムにとって、デスペラードとの防衛戦は最大の試練となることでしょう。

長年のライバル2人が闘う舞台は、「ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム」大会です。

 

東京ドーム大会“第2弾カード”発表記者会見に登場したヒロムは、デスペラードを指名した理由をご覧のように述べました。

ヒロム『これは結構単純な思いでして、今年の1月4日東京ドーム、4WAY戦。まあ、マスター・ワトに勝って、このベルトを獲った。でも、直接その時のチャンピオンの石森太二からは獲ってないので、このベルトはそれまで巻かないと言ってましたよね。で、「SUPER Jr.」を優勝したマスター・ワトの挑戦を受け、マスター・ワトを倒し、そして今回石森太二を倒し、このベルトを巻くことができたんですよ。あと一人やっぱり、あの時一緒に闘ったエル・デス“パ”ラードを……デス“パ”ラードって言っちゃいましたけどね。エル・デスペラードを超えないと。ちょっと気持ち悪いかなと。そう思ったんですよ。

まあ、その場所に相応しいのかなと、東京ドームっていう大会は。そう思いましたね。やっぱあのうデスペラードの目の回復次第でどうなるか分からないですけど、「前哨戦っていうのを期待しないでほしい」って言ってましたけど、俺もね、前哨戦はもう今さら必要ないだろうって思っているんですよ。俺とデスペラードの中で前哨戦なんてね、もうさんざん闘ってきましたからね。だからそこは彼の回復次第で俺もいいと思っています』

引用:新日本プロレス

 

今年の東京ドーム大会で4WAYで闘った相手で、デスペラードとだけ防衛戦ができていなかったからと語ったヒロム。

石森太二から勝利しベルトを巻けたヒロムにとって、デスペラードも直接勝ちたい相手。

舞台、タイミングを考えたら、デスペラードしかいないということでしょう。

 

対するデスペラードはヒロムの指名を受けリングに上がると、相手が二重に見えることを告白しました。

 

リング上で手術をすることを明かしたデスペラードですが、それ以上の目の状況について詳細は語りませんでした。

目の症状・目の手術といえば3回目の手術を敢行する内藤哲也が思い浮かびますが、デスペラードも内藤と同じ症状なのかどうかは分かりません。

実は大阪大会後の「NJPW WORLD NOW!」で、デスペラードがミラノコレクションA.T.さんと目の症状に付いて話していました。

ミラノ『ちょっと気になった点が目の状態というものなんですけども』

デスペラード『あぁ、はい。ダブって見えてます

ミラノ『ダブルビジョン

デスペラード『ダブルビジョンが出ちゃってるんで、ちょっとここは調整が必要です』

ミラノ『これ、レスラーあるあるで。ボクシングもそうですけど頭部にダメージが打撃があると、目の焦点が合いにくくなっていくっていうのはレスラーよくありますね。ちょっと欠場というか、調整に入る…』

デスペラード『そうですね。ちょっとお休みいただいて手術ちゃんとして、経過観察してからっていうのを今は考えていますあと膝も伸びなくなっちゃってるんで

引用:NJPW WORLD NOW!

 

デスペラードの症状を「ダブルビジョン」と語ったミラノさん。

どうやらレスラーあるあるの症状らしく、他の選手も同じ症状で苦しんでいる可能性が分かりました。

さらに、目への直接的な打撃ではなく、頭部へのダメージがダブルビジョンの症状を起こす主な要因であることも明らかになっています

そう考えるとSANADAの『頭から落とすだけがプロレスじゃない』という発言の意味も、レスラーあるあるのダブルビジョンの発症を避けるための問題定義だったのかもしれません。

 

もう一つ、デスペラードの発言で気になったのが、さらっと口にした『膝も伸びなくなっちゃってる』発言。

片膝なのか両膝なのか分かりませんが、膝に爆弾を抱えて闘っていたということでしょう。

この膝がどれほどの状態か分かりませんが、目の手術と一緒に治療するのだと思います。

東京ドーム大会まで決して長い期間ではありませんが、少しでも蓄積された怪我が癒えることを願うばかりです。