ジョン・モクスリーが弟子の海野翔太に唯一教えた“コト”を語る

ジョン・モクスリー、海野翔太【撮影:Koba】
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メリカ・カルフォルニア大会「Resurgence」を目前にして、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリーが対戦相手の海野翔太について語りました。

海野を弟子にした理由を『いかなる痛みや妨害や困難に対し、完璧なほど冷静にいられる姿を見たからだ』と語ったモクスリー。

そして、海野の教えた唯一の“コト”を語りました。

モクスリー『これまでショータに腰を据えて攻撃や守備、技術・戦術などを教えたことはない。プロレスや人生に関するアドバイスもだ。

唯一、アイツに教えようとしたこと…。アイツはもう全てを完備しているが、新日本プロレスで創り上げてきた最高傑作になるために、どう言えばいいのか…

俺はアイツに「軽快なクソ野郎」になる術を教えた。世界中どの会場に行っても、その会場を、そのリングを自分のものにすること。そして誰の言うことにも耳を貸さないこと。他人に自分の限界を決めつけさせないことだ

自分で決めろ。ルールも自分で作るんだ。自分で創り上げるその世界。何が起ころうとオマエ次第だ』

引用:新日本プロレス

 

2019年6月のドミニオンでシングルマッチで初対決したモクスリーと海野。

5年後にアメリカ大会のメインイベントで新日本の至宝を賭け闘うことになるとは、その時は想像もできませんでした。

しかし、モクスリーは全てを予知していたのでしょう。

インタビューの最後に海野にメッセージを送りました。

モクスリー『俺は5月11日負ける気はしない。

でも、もしアイツが世界を驚かせたとしても、5月11日に俺を倒してIWGP世界ヘビー級王座を獲り、それが生まれながらの運命だったとか、新日本プロレス入団初日から決まっていたことだったと言っても、世界が驚いても俺だは驚かない

何を予想していた?皆、何を予想していたんだ?これは起こるべくして起きたんだ。もしアイツが王国への鍵を獲る日が、日本プロレス界の頂点に立つ日が来るとしたら、このIWGP世界ヘビー級王座を獲りエースになる日が来るとしたら…

それはどうでもいい誰かからの簡単な勝利で獲るのではなく、この俺から獲らねばならない

引用:新日本プロレス

 

海野との防衛戦に負けるつまりはないも言いつつも、海野がIWGP世界ヘビー級王座になるなら自分から獲って新日本プロレスのエースになって欲しいと語ったモクスリー。

正直、戦前の予想はモクスリーがかなり有利と思っていましたが、今の海野なら時代を変えることができるかもしれません。

カルフォルニア大会「Resurgence」は、日本時間の5月12日午前11時から配信開始です。