マスター・ワトが5年前の壮行試合で誓った新日ジュニアの未来

マスター・ワト【撮影:koba】
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ちらが勝っても初優勝という優勝決定戦のカードになった今年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)。

24分を越える激闘を制したのは、CMLL勢として初のBOSJ制覇を狙うティタンから3カウントを奪ったマスター・ワトでした。

『ここまでやっと…やっとここまで来れました。初めて新日本プロレスを会場で見た大会が、この「BEST OF THE SUPER Jr.」でした。いつかこのリングに立って聞いたい、そう思い続けてやってきました。そして、高橋ヒロムという男に出会い、ジュニアでやると決め、そして闘った。この「BEST OF THE SUPER Jr.」で優勝し、高橋ヒロム、アンタが持つIWGPジュニアヘビー級王座に、俺の地元で堂々と挑戦したいと思います』

引用:新日本プロレス

 

近年、層の厚さが増している新日ジュニアにおいて、今年のBOSJを勝ち抜くのは容易ではなかったでしょう。

実力、精神力、勢い、運、そして強い信念を持って臨んでいたからこそ、猛者達を倒し頂点に登り詰めれたんだと思います。

正直、凱旋帰国時はたった3年でスーパージュニアを制するなんて思ってもいませんでした。

解説席に入ったエル・デスペラードが形容した『主人公感』を持つワトが、文字通り主人公さながらの紆余曲折を経験してきたマスター・ワト。

現王者の高橋ヒロムに挑戦表明したワトが、新世代として新日ジュニアを牽引する存在になりそうです。

 

マスター・ワトが5年前の壮行試合で誓った新日ジュニアの未来

 

コロナ禍元年の2020年に凱旋帰国したマスター・ワト。

メキシコで海外遠征を過ごしたワトですが、ヤングライオン時代は本名の川人拓来として日々鍛錬を積んでいました。

後輩には海野翔太、成田蓮、北村克哉、岡倫之、目標とするジュニアの先輩として高橋ヒロムを意識していた川人拓来。

そんな川人の壮行試合が組まれたのは、2018年のファンタスティカマニアシリーズの最終戦。

バックステージでは『何度も辞めようと思った時期があった』と語った川人ですが、リング上では、新日ジュニアの未来を切り開くことを約束していました。

『新日本の未来を開拓するために、海外遠征に行って来ます(※大拍手)。本日はありがとうございました!』

 

5年前はジュニアの先輩方に全く歯が立たなかった川人が、その先輩達を退け頂点に辿り着く日が来るとは、本当に感慨深い今年のBOSJだったと思います。

ジュニアの生え抜きで言えば、今後後輩が台頭するまで何年も先であり、ワトにかかる期待は大きいモノでしょう。

未来を開拓することを誓った川人が、マスター・ワトとして大きく成長した今、新日ジュニアの新しい景色が目の前に広がっています。