IWGP UKヘビー級王者のウィル・オスプレイに挑む辻陽太が、インタビューで提案したインターコンチネンタルの復活。
先日のバックステージで補足していましたが、UK(US)ヘビーを封印しインターコンチを復活させろという案でした。
辻『俺はこの前のインタビューで、「もし俺がオスプレイに勝って、内藤さんがIWGP世界ヘビーを獲ったとして、内藤さんがベルトを二つに分裂させるのであれば、USヘビーを返上して、インターコンチ(ネンタル)に挑戦する」と言った。 その返上、その意味は、USヘビーを封印してインターコンチに挑戦するという意味だ』 引用:新日本プロレス |
インタビューでIWGPインターコンチネンタルのベルトを封印してしまったことが、そもそもの問題と語った辻陽太。
さらにアメリカでの人気はWWE、AEWに勝てないと断言し、米国事業撤退を進言。
その代わりにまだプロレス文学が浸透していないだろう中東、インド、アフリカの開拓を提案しました。
これは経営者目線とファン目線の両方からの視点で見た発言とも言えるでしょう。
確かにインターコンチは多くのファンが望んでいないにも関わらず封印され、アメリカでWWEとAEWの人気を凌ぐことは至難の業です。
一方で辻はファン目線で『新日本プロレスワールド(通称ワールド)の配信数増』を提言しました。
今秋リニューアルが決定しているワールドですが、パワーアップする代わりに月額料金が価格改正が行われます。
この発表に賛同するファンが多くいる一方で、当然反対しているファンもいます。
中には料金を上げるならワールドの配信数を増やして欲しいというファンの声もありました。
【お知らせ】#NJPWWORLD が2023年 秋にリニューアル
公式アプリの提供、配信映像のフルHD化、オフライン再生などに対応
あわせて、リニューアルによるサービス拡大に伴い、月額見放題プランの価格改定を実施いたします
詳しくはこちら⬇️https://t.co/OEUIoBeFVK
— njpwworld (@njpwworld) September 11, 2023
一部ファンからの配信数増の提案は、料金プランの見直し発表前からSNSで見かけたいましたが、恐らく辻も目に入ったのでしょう。
ファンの意見を採用するよう働きかけてくれることは、これ以上ないファン目線の発言に聞こえます。
一方でこの辻の発言を見ただろう“ある選手”は、配信数を増やす案をSNSで『クソガキ』と一蹴。
その選手とは現場目線で発言をするエル・デスペラードです。
足場鳶やらせていただいてた時言われたのは
どの職種よりも先に現場に入って
どの職種よりも後に現場を綺麗に掃除して帰るのが我々だと
仕事は変わってるけどリングスタッフも俺たちより先に入って試合中も仕事して興行終われば片付けしてそのまま次の街まで移動なんてのもザラだろう…
— El Desperado (@ElDesperado5) September 17, 2023
辻の発言もデスペラードの発言も正しく、間違っていないと思いますが、重要なのは理解した上で発言しているかどうかでしょう。
実は昨日SANADAがInstagramのストーリーズにNJPW WORLDのスタッフを紹介する動画アップしていましたが、その数は10人前後。
都内会場の後楽園ホール、大田区総合体育館などは常に配信があるので、配信を増やすなら巡業先の地方都市になります。
10人前後のスタッフの移動費、宿泊費などの掛かるコストと、地方配信の視聴者数を比べれば費用対効果は想像がつくのではないでしょうか。
話が少し脱線してしまいましたが、デスペラードの発言がキッカケに新たな因縁が生まれる可能性もあるでしょう。
辻がデスペラードの発言に気付き反論するかもしれません。
近い将来、どちらかが無差別級のベルトを保持した時、すかさず噛みついてくれることを期待しています。