イギリス人対決が実現したG1クライマックス福岡大会。
ひとりは長年の功労者である英国紳士のザックセイバーJr.であり、もうひとりは野毛道場育ちの狂犬ゲイブ・キッド。
スタイルは全くことなるものの、共にファンの支持率の高い両者の試合は、想像絶する激しい試合となりました。
この試合を制したザックは、公式戦1試合を残しAブロック1位通過が決定となっています。
「夢を見るのに年齢制限はない!」
大荒れ&大乱戦の末、鷹木がEVILを制裁して生き残る!“英国対決”は壮絶ケンカマッチに!
最後はザックがゲイブを締め落としして、Aブロック決勝トーナメント“1位通過”が確定!8.8横浜大会結果
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試合後、コメントを残せなかった(もしくは残さなかった)ゲイブに対し、ザックは対戦相手を賞賛しました。
ザック『俺はニュージャパンで誰よりもゲイブリエル・キッドを理解してる。あいつのポテンシャルを誰よりも先に見出していた。ゲイブ・キッドがニュージャパンドージョーに入門できて俺以上に喜んだヤツはいない。 そして、この会社にゲイブリエル・キッドよりも心身ともに強いヤツはいない。あいつはマッド(イカれてる)だ。そしてそれを誇りにしてる。でも幸い、ピーター・ゲイブリエルには頭がない。アタマナイネ。それが幸い、頭脳が備わった時は世界で最も危険なプロレスラーとなるだろう。ピーター・ゲイブリエル、お前に一番の褒め言葉を言うとしたら、今日、お前に勝利をした俺を止めるヤツはもうこのトーナメントにはいないということだ。誰もいない。俺しかいない。 逆境も乗り越えてきた。紳士として威厳を持って負けを受け入れてきた。でももう負けることはない。(赤くなった胸を指差しながら)誰も「G1 CLIMAX 34」を制覇するザック・セイバー Jr.を止められない』 引用:新日本プロレス |
ゲイブを賞賛しつつ、自分を止めるものはいないと語ったザック。
戦前『今年優勝しなければ自分のキャリアは失敗だと考えている』と語っているだけに、G1初優勝へ向け常に自分にプレッシャーを与え続けています。
そんなプロフェッショナルな姿勢は、ファンだけではなくレスラーも虜にしていることでしょう。
AEWを代表するトップレスラーであるブライアン・ダニエルソンは、海外メディアに対しザックのG1優勝とIWGP世界ヘビー戴冠を見てみたいと語りました。
Bryan Danielson: ‘I Would Love To See Zack Sabre Win The G1’ https://t.co/r2KaVqlXNg
— Justin Barrasso (@JustinBarrasso) August 7, 2024
『新日本プロレスのファンとして、ザック・セイバーがG1を制覇し、IWGP世界ヘビー級王者になるのを見たい。 新日本プロレスで誰の試合が一番楽しいか、どんな人格のレスラーが一番楽しいかと聞かれれば、それはザック・セイバーJr.だ』 引用:SI |
近年、2度シングルマッチで闘いザックを知り尽くしているだろうブライアン・ダニエルソン。
AEWのレスラーからもG1優勝を期待されるザックが、今夏のG1でどこまで登り詰めるは要注目です。