【前編】ケニー・オメガのロングインタビュー翻訳

ケニー・オメガ【撮影:koba】
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のプロレス雑誌『プロレスリング・イラストレーテッド』が、独自の採点方法で1年間(前年6月からその年の5月)活躍したレスラーを決めるランキング【PWI500】ですが、今年の1位にAEWで活躍中のケニー・オメガが選ばれました。

ケニーが同ランキングで1位を獲得したのは今回で2018年に続き2度目。

PWIオフィスサイトのポッドキャストでは、ケニーのインタビューを公開しています。

 

また海外メディア「Wrestling Inc」では、このケニーのインタビューを英文化していたので翻訳してみました。

 

以下がケニー・オメガのロングインタビュー翻訳【前編】になります。

AEW世界チャンピオンのケニー・オメガが、PWI 500リストの1位のレスラーとして発表されました。オメガは先日、PWIポッドキャストでPWI編集長のケビン・マケルバニーと対談し、2回目のPWI 500の1位になったことについて話しました。オメガは、2018年に初めて1位になったときの反応を振り返った。

『それは昼と夜、あるいはリンゴとオレンジのようなものです。なぜなら、少し乱暴な言い方かもしれませんが、新日本の選手、特に当時新日本にいた外国人選手、そして私のような者が1位になれるとは思っていなかったからです」とオメガは認めています。私は、地球上で最も大きなスターはWWEの選手だと思っていましたし、主に北米の視聴者が読む雑誌で認められるのは、もちろん彼らだと思っていました。

日本での活動が評価されただけでなく、これほど大きな規模で評価されたことを聞き、目の当たりにして、信じられない気持ちになりました。もちろん、ソーシャルメディアでもそれを感じましたし、アメリカやイギリス、カナダでの数少ない公演でも感じました。ファンの方が私のところに来て、「新日本のパフォーマンスを見たよ」と言ってくださるのですが、それが「PWIナンバーワン」と言われるまでになっていたとは……。私はとても驚き、とても謙虚な気持ちになりました』

オメガは、NJPWでの活動を振り返りながら続けました。2018年が “自分のキャリアの中で最高の年”だった理由を説明した。

オメガは『今日に至るまで、新日本で、素晴らしい才能を持ったスタッフと一緒に多くのことを成し遂げられたことに、ただ信じられないほど感謝しています』と語りました。『新日本にいる間、自分のゲームをステップアップさせて、新日本のために最高の選手になろうと努力してきました。そのために、私にはあらゆるツールが用意されていました。そして、その年は、私のキャリアの中で最高の年だったと、今でも思っています。

なぜなら、世界中には非常に高いレベルで活躍しているレスラーがたくさんいて、あなたが力を抜いたとたんに、誰かがあなたを追い越そうとしているからです。そして、私は運よく、新日本プロレスで、新日本プロレスが提供する最高のパフォーマーたちと、このようないちかばちかの試合を連続して行うことができました。新日本の国内だけでなく、海外の優秀な選手たちとも、ハイレベルな試合を連続して行うことができました。私は非常に幸運でした。

その年、私はナンバーワンだったと言えますが、その名誉はその年に一緒に戦った対戦相手一人一人と分かち合っていると感じています。オカダがいなければ、石井智宏がいなければ、内藤哲也がいなければ、飯伏幸太がいなければ、棚橋弘至がいなければ、一緒に仕事をした仲間たちが私の能力を最大限に引き出してくれて、私も彼らの能力を最大限に引き出すことができたのかもしれませんが、私がナンバーワンになることはありえませんでした』

引用:Wrestling Inc、PWI500

 

PWI500のランキングで初めて1位になった2018年は、ケニーとってもファンにとっても激動の1年間でした。

レッスルキングダムでクリス・ジェリコを倒し、翌日の後楽園ホール大会ではジェイ・ホワイトをバレットクラブに勧誘するも失敗。

2月の北海道大会でそのジェイとタイトルマッチを行いUSヘビー級王座から陥落するも、飯伏幸太と和解しゴールデン☆ラヴァーズが復活しました。

6月にはオカダカズチカを倒しIWGPヘビーを初戴冠。

その後、タマ・トンガ等の離反によりバレットクラブは2つのグループに分かれます。

翌年のレッスルキングダムで棚橋弘至とのメインイベントが決まった直後は、イデオロギー論争で多くのファンを巻き込みました。

まさにジェットコースターのような激動の1年間は、ケニーにとっても飯伏にとってもファンにとっても唯一無二の“物語”だったのではないでしょうか。

 

残りのインタビュー翻訳は、後ほど公開予定です。(慣れない翻訳で誤訳はあるとおもいますがご了承ください)

ケニー・オメガのロングインタビュー【前編】