ザック・セイバーJr.が元パートナーのタイチとIWGP戦を行いたい想いを語る

タイチ、ザック・セイバーJr.【撮影:Koba】
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0.14両国国技館大会でIWGP世界ヘビー級王座に挑戦するG1覇者のザック・セイバーJr.は、現地時間の10.20ロンドン大会「Royal Quest」でSANADAとのシングルマッチが決まっています。

両国でザックがIWGPを初戴冠した際には、恐らくロンドンで行われるシングルマッチは初防衛戦に変わるでしょう。

 

今年はG1クライマックスを制したザックが来年の東京ドーム大会を待たずしてIWGP挑戦を表明したため、来年の1.4東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座にG1覇者が挑むという構図が消滅しました。

逆に言えば誰でも挑戦できる可能性があり、挑戦表明する説得力もしくはIWGP王者から指名される実績や“縁”が重要となってきます。

 

両国でIWGP挑戦が決定しているザックは、先日の旭川大会でかつてのパートナーであるタイチへの想いを語っています。

両国大会でIWGP世界ヘビー級王者になってSANADAから防衛した際には、次のタイトルマッチはタイチと闘いたいと指名しました。

ザック『ニュージャパンのリングにおいて、タイチのことは切り離すことはできない。俺のニュージャパンでのキャリアにおいて、タイチとは最も結びつきが深かったからなウソ偽りなく、タイチのことは忘れたことがない。一時は一心同体といってもいいぐらいだ。なあ、タイチ。タイチ、タイチ、タイチ……アリガト。ただいまは、お前のことはフジ(藤田)に任せる。フジはまだ若い。ヤングパンクだ。だがな、今すぐにでもニュージャパンのトップに駆け上がれる存在だ。

タイチ、そうだな……俺がIWGP世界ヘビー級の王座を奪って、一番手にSANADAの挑戦を退けたなら、その次の相手っていうのはどうだ? タッグマッチばっかりじゃなく、1対1で向かい合うっていうのはどうだ? ニュージャパンの歴史において最高のIWGPタイトルマッチになるぞ。俺はそう確信してる。その前にタイチ、約束しておく。俺はもうすぐIWGP世界チャンピオンになる。ほんのちょっと先のことだ』

引用:新日本プロレス

 

鈴木軍時代、デンジャラステッカーズという名でコンビを組み、IWGPタッグ王座を戴冠しプロレス大賞の最優秀タッグも受賞しています。

新日本に主戦場に移したザックをリング内外で支えた1人と言えるでしょう。

その絆は別々のユニットになっても変わっていません。

 

仮にザックがIWGP王者としてタイチとタイトルマッチを行うなら、年内に行われるビッグマッチはかなり限られます。

11月の大阪大会「POWER STRUGGLE」か、同月の新日本・スターダム合同興行「Historic Xover」しかないでしょう。

そのタイミングでIWGP戦が行われないなら、次の機会は1.4東京ドーム大会となります。

 

タイチは今年、未だ挑戦したことのないIWGP世界ヘビー級王座に、自分が挑戦しても良いだろうと、挑戦したい意思を語っていました。

仮にそのタイミングが東京ドーム大会で相手がザックであれば、非の打ち所のないシンデレラストーリーとなることでしょう。

予測不能な1.4東京ドーム大会のメインイベントに、1つ素敵な可能性が浮上しました。