昨年末、アントニオ猪木追悼イベントとして行われた「INOKI BOM-BA-YE × 巌流島 in 両国」に出場した柴田勝頼。
頭部への打撃無しのUWFルールで元STRONG無差別級王者のトム・ローラーと対戦した柴田は、約6年振りとなる両国国技館の舞台で勝利しました。
【週刊プロレスmobile】柴田勝頼、約6年ぶり両国帰還で勝利。猪木さんに誓う「あとは柴田がやります」…INOKI BOM-BA-YE×巌流島・両国詳報https://t.co/dPXAXLFQUi#週プロモバイル #猪木ボンバイエ pic.twitter.com/GqTuyqAAiK
— 週刊プロレス (@shupromobile) December 29, 2022
2023年、新日本の通常シリーズ復帰に向け期待が膨らむ勝利でたが、昨晩意味深な画像をツイートしました。
— 柴田勝頼 / Katsuyori Shibata (@K_Shibata2022) January 24, 2023
東スポ紙面に大きく印字された『新日退団 柴田』の文字。
画像を見る限り年季が入っており、記事の内容を見ても過去の新聞と思われます。
問題はなぜ過去の「新日退団」の新聞の画像を投稿したのかということです。
1月と言えば新日本プロレスの活躍更新月と言われ、今年も何人かの選手が無事契約を更新できたことをSNSやブログで公表しています。
本日新日本プロレス事務所にて無事に2023年契約更改しました。
「新日本に居場所がないからうちに上がっているのなら………」とネットの中傷書き込みを世間の声だと思っている視野の狭い某自称最高王者にこう言われましたが、2023年も新日本プロレス永田裕志をどうぞよろしくお願いします。#njpw pic.twitter.com/7YoUzL3NpZ
— 永田裕志 (@nagata769) January 11, 2023
2023年宜しくお願い致します😋 pic.twitter.com/crtHvtydwz
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) January 19, 2023
レスラーである柴田も同様に契約更新の場が持たれるでしょうし、もしかしたら既に終わっているのかもしれません。
この時期ばかりはファンも心配が募る1ヶ月ですが、柴田の投稿は何かが起きていると勘繰っても仕方のないことでしょう。
公になっている新日本における柴田の役割と言えば、LA道場生の育成と毎週末配信されているNJPW STRONGの解説です。
そのNJPW STRONGも2023年は大規模大会が中心となることが棚橋の口から公になっています。
配信頻度が減るかどうかは分かりませんが、柴田の環境も変わる可能性があるということです。
一方、昨年ラジオ番組『真夜中のハーリー&レイス』に出演した柴田は、今の新日本やストロングスタイルについてよく考えていることを明かしました。
▪︎新日本らしさって何なんだろうと最近よく考える ▪︎最近ストロングスタイルに付いてずっと考えている ▪︎(新日本プロレスにストロングスタイルは必要という質問に対して)それは必要。今は無くなりかけている ▪︎だからストロングスタイルだと思うことをLA道場で教えている 引用:『真夜中のハーリー&レイス』 |
2005年1月に新日本プロレスを退団した柴田勝頼。
2012年8月に新日本に復帰を果たした柴田ですが、2017年4月のIWGP戦後に搬送され欠場して以来、本格復帰は果たせていません。
昨年は教え子である成田蓮とプロレスルールで闘い、AEWでもオレンジ・キャシディとタイトルマッチを行いました。
「INOKI BOM-BA-YE × 巌流島 in 両国」の会見でも、頭部への打撃ルールについて拘りはないと延べています。
ーー頭部への打撃禁止というルールになるが? 『自分としてはなんでもいいんですよ。べつに頭部への攻撃どうこうにこだわってなくて。実際に先月、アメリカで試合をしてきたばかりなんですけど。まあ、色々とうまく話が進まない部分もありました。最悪、(新日本プロレスを)辞めてでも出たらいいかなと思いました。少し遅くなりましたけど、色々なことがクリアになって大会にこぎつけたという感じです。新日本プロレスのご理解あってのことなので、そこはしっかりやりたいと思います』 引用:新日本プロレス |
12月28日(水)『INOKI BOM-BA-YE × 巌流島 in 両国』にて、新日本プロレス提供マッチ
「柴田勝頼vsトム・ローラー」が決定!
UWFルール30分1本勝負で激突!詳細は
⇒https://t.co/XJEfBYkFGv#追悼猪木 #njpw pic.twitter.com/nnE4ypQdVU— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) December 14, 2022
この時の会見でも『(新日を)辞めてでも』と不穏な発言をしており、猪木追悼イベント出場も簡単に決まらなかったことを語っていました。
新日本における柴田を取り巻く環境がどうなっているかは分かりませんが、『柴田がやりたいこと』と、『新日本がやらせられること』で相違があるのかもしれません。
あれだけの大怪我をしたのですから会社としては慎重に対応したいところがあるのでしょう。
一方で柴田は限られたレスラー人生の中で、今できることをしたいのかもしれません。
恐らく、来月早々には柴田の進退が明らかになるでしょう。
今はただスポーツ紙の一面に『新日退団 柴田』という見出しが出ないことを祈るばかりです。